26 2015

受験生に火がついた!? 高校進学説明会を実施しました

入試の天王山である、第3回定期テストを控えたこの時期、螢田教室では既に試験対策が始まっています。そんな忙しい中ですが、高校受験に関する全てを網羅する「高校進学説明会」を実施しました。


非常に熱心な保護者の方が多く、満員御礼です。

我がエコール学院の腕利き講師陣(自画自賛)がリレー形式で説明をしていきます。

複雑な入試制度を理解


まずは公立高校入試、私立高校入試のシステムの説明から。正直この時期になっても入試システムや得点比率を知らない、という時点で勝負がついてしまっているようなものですが、万が一の事もありますし、それほど簡単に理解できるものでもありませんので、逐一丁寧に説明させて頂きました。

注意すべきなのが、公立高校の得点比率です。例を挙げると、西湘高校と足柄高校は同じ「4:4:2」の得点比率です。これは、学校の成績が「4」、入試の得点が「4」、そして面接が「2」という意味です。

ところが、それぞれの高校を受験する生徒の得点力を加味すると、4:4:2の意味合いが大きく異なることが分かります。

西湘高校に合格するには、成績オール4に加え、当日の入試で320点は欲しいところです。

これを4:4:2の比率に直すと、成績の持ち点は「320点」、入試の持ち点は「256点」です(ザックリと計算をしています)。成績は入試の1.25倍の点数になります。

対して足柄高校。成績は3と4の中間程度、当日の入試で270点は取っておきたい。

再び4:4:2の比率に直すと、成績の持ち点は「280点」、入試の持ち点は「216点」です。ここでは成績は入試の1.3倍です。

つまり、得点力が下がる中堅以下の学校は、たとえ同じ得点比率に見えても、より内申が重視されるという事です。要は、みんな当日の得点は伸びないから、成績が高いヤツが勝つよ、というワケです。反対に、内申が低いのは相当不利になりますから、当日の得点で逆転するのは非常に大変。第2次選考も視野に入れておく必要があります。


私立高校は多彩な受験方法がありますが、余程の難関校でも無い限り、ハードルは低め。ただし、説明会でもお話ししましたが、入ってからが大変なので、必至に入試勉強をしている公立組についていかないと、入った瞬間「詰み」ます。

また、神奈川県の私立高校は内申基準に足りていればほぼ確定する制度(全力でぼかしています)を取っているため、受験校決定を急ぐ必要があります。先日の私立中高進学相談会を始め、この時期は説明会ラッシュです。私学は公立以上に特色にあふれ、質の高いサービスを提供している学校がたくさんありますので、ぜひ足を運んで魅力的な学校を探しましょう。

でも、最優先なのは学力を高めること。

この時期、勉強以外に優先すべき事はありません。スポーツによる推薦を選択する生徒(これは一部の限られた特殊能力であると言えます)以外は、己の学力のみで進学先が決まります。

今何をすべきか?複数の選択肢があれば、迷わず「勉強」を選んだ子が勝ちます。

そんな我々の思いを代弁して、Y先生が名言を残してくれました。


「明日やろう、はバカやろうだ!」


思わず控え室で爆笑してしまいました。会場でも笑いが起きていたようで、すぐさまY先生から「ここは笑うところじゃないんです!」とお叱りの声が飛んでいました。

すみません、私も笑っていました……。

魅力ある学校を選ぶこと


システム面の説明が終わったところで、私が担当する「志望校選び」のパートになりました。

大きな柱は3つ。

将来を見すえた志望校選びをすること。
学力をよく吟味すること。
3年間通い続ける魅力があること。

中学生って、基本的に勉強が嫌いです。中には勉強が趣味、みたいな子もいるかもしれませんが、あまりお目にかかったことはありません。それは、トップ校を受ける子の大半もそうでしょう。

やらなくて良いなら、やりたくない。

だから、今「大学へ行きたいか?」と聞くと「行きたくない」という中学生が半数以上を占めると思います。データを取ったわけではありません。あくまで私の経験則による予想です。

大学へ行ってまで勉強をしたくない。どうせ就職に役に立つ事を勉強するわけではない。だったら専門学校へ行き、就職に直結するようなことをした方が良いのではないか?

それは、「職種による」が正しいのです。

高校へ入るとき、大学に行くつもりがなかったので、総合学科がある高校へ入ったとします。高校生活を送るうち、近い将来働き始めなければならない現実が迫ってくる中、大学へ行きたくなる事が多々あります。

もう少しモラトリアム=猶予期間が欲しくなったのかもしれません。
このまま就職をするよりキャリアを積む方が良い、と考えたかもしれません。
なりたい職種が定まったとき、学歴という壁に直面したかもしれません。

このようなとき、カリキュラムの都合で受験すら不可能だったら、どうするのか。

将来が明確に定まっていない、そういう中学生こそ、どう転んでもよい選択肢の多い手段を取っておく必要があるのです。

え?そんな事考えて高校を選ぶの?と思う人もいると思いますが、むしろこの先数十年に渡って生きていく=食っていくための手段を考えないで高校を決める方が恐ろしいと思うのは私だけでしょうか。

じゃあお前はどうなんだよという疑問に答えてみる


誰も疑問に思っていないと思いますが、私の回想をしてみます。ただ、特殊すぎて参考にならないと思いますが。

私が志望校を決めたのは、小6のときです。

決めた理由は3つ。

当時の担任に憧れ、同じ学歴をたどって先生を志したから。
隣に住んでいた伯父が憧れの理科教師で、同じ学歴を(以下略
3つ上の兄が受験したので、負けたくなかったから。

志望校を決めるのが速すぎたため、受験期に入るまで他の高校を1つも知らないという状態でした。それもそれでどうかと思います。

中学3年生の担任からは私立を全力で進められましたが、固辞。
練習がてら近所の私立高校は受験しましたが、試験会場が死ぬほど寒かった記憶しか残っていません。

私の場合、将来の目標となる職業が具体的に定まったため、あっさり志望校が決まりました。その時点で小学生だったため、完全に名前だけで決めています。必要な成績や学力はよく分かっていません。

現実に直面したのは中学1年生のとき。あれほど余裕かましていた兄が高校に入ってから苦労しているのを見て、危機感を覚えて勉強し始めました。のんびり構えていたら、手遅れになっていたと思います。

まあ、私の話はこのくらいにしておきましょう。いずれにしても、早く進路について考えるのはメリットこそあれ、悪いことではないということです。


3年間通い続ける覚悟はあるか?


近所にたまたま志望校があった、という幸運な人を除き、通常中学校より遠いところへ通学することになります。

朝練があれば尋常ではない早起きが必要になるでしょう。
学校から帰るのも、21時近くなってしまうことも。
勉強に対するプレッシャーも、中学の比ではありません。
台風だろうが、雪が降ろうが、その道のりは毎日くり返さなくてはなりません。

どんなに足が重いときも、通い続ける。
それを可能にするのが、「その学校の魅力」だと思います。

もちろん、入学後に構築した友人関係も、魅力の1つでしょう。
ですが、学校自体の魅力が無ければ、やはり充実した3年間にはなりません。

そして、その魅力たっぷりな高校が見つかれば、面接試験だって楽勝です。わざわざ志望動機を創作するまでもなく、自分の言葉で自然に準備することができるでしょう。


なぜかにこやかに話をしていますが、これは最初だけ。途中からは真剣に語りました。


入試対策はのちほど……


いよいよ当学院の入試対策指導についての説明に入りました。

が、ここまで書いて非常に長くなってしまったため(日常茶飯事)、後日別のエントリで細かく紹介しようと思います。受験生や保護者が気をつけること、勉強の正しい手順、勉強スケジュールの管理など、盛りだくさんの内容でした。

諸々詳細は置いておくとして、1つだけ。

第3回テストを控えた中3がやっておくべき過去問は、ズバリ国語です。応用問題が出題されることは予告されています。教科書の読解だけでは対策が不完全です。ひとつ、だまされたと思って過去問に取り組んでみましょう。

もちろん、解いて終わり、ではなく、解説を熟読するのも忘れずに。


それにしても、生徒・保護者の方を前に話していると、目に宿っている熱量の違いが手に取るように分かります。
ウチの教室の生徒はどの話も真剣に聞いていました。居眠りでもしてたら後ろからしばいてやろうかとも思っていましたが、幸い杞憂に終わって良かったです。

結構マジでした。
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