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02 2015

面接マナーは直前に練習してもダメ

超:久々の面接指南記事でございます。

神奈川県の公立高校を受験する生徒って、ほとんどが面接試験初体験です。特にここ小田原では中学受験が全く盛んではないため、その傾向はハッキリしていると思います。

中学生が「いざ!面接試験」と張り切ったときに何をするか。
大抵の子は、まず「面接マナー」のサイトに行き着くと思います。そうですよね、気になりますもんね、やっぱり。

さて、中学生が抱いている面接試験のイメージですが、大方「就職試験の面接」だと思うんですよね。仕方ありません、これは情報量が圧倒的に違うからです。

例えばテレビで見たことのある面接試験の風景。ドラマやドキュメント(中学生は見ないか)での面接シーンは十中八九就職面接です。少なくとも、私はテレビで高校入試の面接試験を見たことがありません。

また、就職面接の方が需要が高いのも1つの原因です。まあ……高校入試の面接って、お飾りになっている場合がほとんどですし、人生かかってる就活生と比べたら緊張感と準備にかかる時間が違います。

必然的に、世の中に溢れる情報は「就活生向け」となっています。
だから、普段「俺」とか「ウチ」とか言っている中学生が突然たどたどしく「私」と言い出すのですね。ああほほえましい(笑)


神奈川県公立入試の面接は内容勝負


先日のセミナーでもキッパリ断言しました。


マナーなんてどうでもいい


正確に言うと、マナーは評価される要素においてわずかな割合しかない、という事です。

神奈川県の公立高校入試では、事前に質問される内容がほぼ公表されています。神奈川県のHPを見れば、誰でも内容を調べることが可能です(というか、ちゃんと調べましょう)。

平成28年度公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概要

これだけ情報が与えられているのはなぜか。
それは、学校側からのこんなメッセージだと考えるべきです。

「どれだけちゃんと準備をしてくるか、楽しみにしています」と。

そうです、神奈川県公立入試の面接試験は、ガッチガチな内容勝負なのです。パンフレットを見たり、ネットでHPを見たりする程度の対策では、全く刃が立ちません。まして、トップ校を受ける生徒はただでさえ優れた頭脳を持っているメンバーが全力で練り上げてくるのですから、ほとんど満点を取ります。そんな中、甘っちょろい対策で望んでしまったら、とてつもない差が生まれてしまうでしょう。

マナーなんてのは二の次。大事なのは練り上げた内容を余すところなく伝えることです。その手助けとして、正しい言葉使いがあり、豊かな表情が有効です。

素晴らしい言葉使いでも。
明るく朗らかな挨拶ができても。
深々とお辞儀をしても。

内容が薄っぺらければそれまで。常に意識は内容に向け、吟味を重ねて下さい。


そうは言ってもマナーが気になる人のために


内容が大事なのは分かった、でもやっぱり不安……その気持ちは分かります。ですが、「マナーはどうでもよい」というのは、受験生が考えるべき事をシンプルにした方が良い、と私が考えているからに他なりません。

ただでさえ、緊張で頭はパニック寸前です。いやいやそんな緊張しないぜ!なんて思っている人ほど、いざ本番になるとちょっとしたことがキッカケで頭がまっ白になります。……経験が無いわけですから、やってみないと分からないですからね。

だから、伝えたい内容を考えることに集中すべきです。

いつもと違うことをやろうとすると、そこに無理が生じ、歯車を狂わせます。中学生がマナーに気を遣う、というのはそういう事でしょう。日常的に目上の人に対して敬意を持って接しているなら自然とそういった振る舞いができます。普段から先生の事を呼び捨てにしたり、馬鹿にしている生徒は、必ず行動の端々に捻れたものが表れてきます。

マナーは普段の生活で賢く身につける


いつもやってないからいけないのであって、それが習慣になってしまえば話は別です。今は11月頭ですから、まだ入試まで100日あります。100日間正しいマナーを心がけて生活して、自分の物にしてしまうだけ。普段通りに振る舞っても失礼のない、模範的な中学生のできあがりです。皮肉ではありません、そうなるべきだと思います。

そのために実践すべき事は何でしょうか。

大人への言葉使いを整える

敬意は呼称に表れますが、私はむしろ逆だと思います。

呼称を改める事で、敬意が芽生える。
まさに「形から入る」というやつです。

先生を呼び捨てにするなんて、言語道断。私は塾でそう呼ぶ生徒に必ず注意をします。中2クラスは授業中にその話をしたところ、次の回から意図的に注意して発言するようになりました。彼らの美点は、自分たちのメリットになる事を素直に実行するところです。

中学生の言葉使いで最も難関なのが「謙譲表現」です。毎年指導していて感じるのが、「祖父」「祖母」が言えない中学生があまりに多いことです。私の偏見ですが、最近頻繁に耳にする「じいじ」「ばあば」という呼称は蔑称だと思っています。それって、「じじい」「ばばあ」と何が違うのでしょう?

普段「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼んでいる子は、すんなりと「祖父」「祖母」という表現を覚えられますが、それ以外の子はなかなか矯正されません。不思議な傾向です。

これも、普段大人と話すとき(まあ、中学生が会話するのは先生でしょう)に習慣づけましょう。私も、面接指導が始まったら目ざとく指摘をしていくつもりです。

ちなみに1人称(自分)は「僕」「私」で充分です。無理しないで良いです。私も普段教室では「俺=通常」だの「僕=対同僚」だの「私=対保護者」だの「富田=客観視するとき」など相手とシチュエーションによって使い分けていますが、これは慣れているからできること。中学生は、大人と話すときに「僕」「私」を徹底するようにするだけで良いです。

勿論「僕」は男子です。「ボクっ子」はイタいので中2までにしておきましょう。

大人と目を合わせて喋る

エコールでは試験対策期間中に面と向かって話す機会が激増します(面談をするからです)。このとき、うつむいて話をしている生徒は注意をします。目を見ないとまともに真意が伝わりません。何より真剣に話をしている相手に対して失礼です。

ましてや、目の前で話をする面談に対して、面接試験は数mの距離があります。伝えるために必要なエネルギーはより増えるので、少しでも伝える努力をする。これが、「相手の目を見て話す」です。

どうしても目を合わせられない人は。

・ネクタイを見ると良い
・鼻を見ると良い
・眉間を見ると良い

どれもよく聞かれるアドバイスですが、全くナンセンスです。

対人の仕事をすれば分かります。ネクタイを見ている人は、「ああ、ネクタイを見ているんだな」と分かります。どう考えても視線が交錯しません。鼻や眉間は距離的に問題ないと思われますが、そこまでいったら「顔を見る」で良いのではないでしょうか。

目を見ないことを勧める指導者は、時に「にらんでいるように思われないため」と言いますが、真剣さが伝わりこそすれ、「コイツ、ケンカ売ってんのか」なんて感じる試験官はいません。


ハッキリ言いましょう。
目を合わせて喋ることができると、この先あらゆる会話機会で有利に働きます。

いわゆる「リア充」と呼ばれる社交的な人たちは、もれなく「目」が合います。
彼らは、社交的だから目を合わせる事ができるのではなく、目を合わせてコミュニケーションが取れるから社交的になれるのでしょう。
私も目を合わせて喋ることができます。リア充の仲間入りですね(えっ?)。

目を合わせられない、というだけで、その話の内容に1つ曇りが生じます。どれだけ素晴らしい内容でも、伝わらなければ意味がありません。何か後ろめたいことがあるのか。目を合わせられない理由でもあるのか。うがった見方をされても文句は言えません。

このチャンスに練習して、目を見て話す習慣を身につけましょう。今後、何よりの財産になる事でしょう。

語尾までハッキリと言い切る

授業中の発問に対して、生徒がボソボソと答える。そりゃあ内申点だって上がりませんよ。

内容に対する自信のなさが、語尾を曖昧にします。ぼかすほど、よけいに伝わりにくく、相手が不審な顔になっていくでしょう。ディスコミュニケーションもいいところです。

このとき子どもは「ミスをしたくない」「ミスは恥ずかしい」という一心だと考えられます。もし間違っていたら笑われてしまうかも知れない。その心理から、語尾をぼかして話してしまうのです。

授業中に分かっているのに発言できない生徒は皆コレです。答えっぽいのは浮かんでいるんだけど……もし違っていたらイヤだし……あ、やっぱり合ってた。なんだ、言えばよかったな……。


言えよ(怒)


「ミスしてもいいじゃん」という発想に切りかえましょう。相手に伝わらないよりはマシです。

私はとても奥ゆかしい現在とは違って、小中学生時代はウルサいのと紙一重なレベルで発言しまくっていました。今でも鮮明に覚えているのは、小学校五年生の算数の授業。小数のわり算の勉強でした。先生が計算の方法に関する意見を皆から募ります。

公○式に通っていた連中はやり方を知っていますが、私は初めて聞く内容。自分で考えた理屈があったので、それを発表しました。その結果、私1人を除き、クラス全員は正しいやり方を提示しました。文字通り四面楚歌です。

それでも堂々と発表を続けました。「だって、知らないんだから間違えてもいいじゃん」という単純明快な発想です。自信満々に話す私につられてなぜか賛同者が増えていく教室。しょせんは「やり方しか知らない」のですから、理屈が通って(そうに)見えればフラフラ流れていくのです。

意見なんて言ったもの勝ちです。

それが授業参観という大舞台でなければ良かったのですが。親は相当恥ずかしかったそうです。

閑話休題。



面接試験って、向こうの先生も受験生が何を話すか分からないんです。つまり、何を話しても「ミス」では無いんですよね。ミスをする心配がないなら、ちゃんと断言できるはず。

小さな1歩として、日常会話も語尾までしっかり言い切る習慣をつけましょう。私もよく生徒にそれを要求します。何より聞いている方がイラっとします。これは面接官だって同じなのでは?

相手の指示をしっかりと聞く

面接試験は出番が来ると、名前を呼ばれるところから始まります。そこからあらゆる指示がどんどん飛ばされます。

「荷物はその机の上に置いて」
「座ってください」
「これから始めます」
「以上で面接試験を終わります」
「退室してください」

セリフも学校ごとに違います。面接官によっても変わります。ドアをノックせずに入る学校もありますし、荷物入れが専用で用意されている学校もあります。入口から座席が遠い学校もあれば、試験官の目の前に座る学校もあります。

それは行ってみないと分からない。こういった対策をこまめに立てすぎてはダメです。ノックの回数とかにこだわっていると、ノックすらしない場合もあるのです。きっと、準備を万全にしていけばしていくほど、予定と狂ったときにパニックになるでしょう。

つまるところ、出たとこ勝負しかありません。そのとき生命線になるのが、

「相手の指示を聞き漏らさないこと」

そして

「相手の指示に返事をすること」

面接試験について、覚えていくべき作法などありません。手順は面接官のみ知っています。受験生は、言われたことを忠実にこなしていけば何の問題もありませんし、そうでなければその高校のオペレーションミスです。

自分への指示をしっかり理解し、実行する。声をかけられたら返事をする。普段の生活でちゃんとできていますか?もちろんこれも、日常での習慣が物を言います。


まとめ


面接試験において重要なのは、「相手に伝えること」です。

もちろん、そこに失礼があってはいけません。だからと言って特別な何かを要求されるワケでもありません。

高校入試の面接試験においては、基本的なコミュニケーションを心がけるだけで良いのです。

これから学業をしっかり修めていくのと同時に、大人とのコミュニケーションの機会を生かして、適切なコミュニケーションを学びましょう。塾に通っている受験生は、練習するにはうってつけの環境と言えます。

私もまた中3をしっかりしたコミュニケーションが取れるように厳しく指導していこうと思います。それにはまず、自らの話し方、姿勢を気をつけねばなりません。


口の悪さはぜひ反面教師にしてください。

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