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04 2016

新年のご挨拶もそこそこに

2016年になりました。31日まで指導をしていることもあり、あまり新年だからどうこうという感慨はありません。学校の先生もそうだと思いますが、塾は3月や4月のほうが新年感にあふれているような気がします。

事実として、入試までの日数が減ったという感覚の方が強いですね。特に高3は年が明けて2週間強でセンター試験です。新年の風物詩として(そして天候が荒れやすいことで)おなじみのセンターも残り数年。個人的には良い制度だと思っていますので、名残惜しいです。

31日に勉強に来ていた高3生とは残り期間を憂う話をしました。後悔先に立たず、残りの時間で出来ることを最大限にしていくことのみを考えれば良いでしょう。


格差が広がっていく小学生


本日私は螢田教室の担当ではなく、もう1つの教室にいます。新年一発目は小学生の個別指導でした。生徒が小3から小6まで幅広く在籍しているため、頭をこまめに切り替えなくてはなりません。

ここ最近強く感じていること。それは、特に算数における格差です。

ウチの塾は中学受験の塾ではありません。もちろん受験をする予定の生徒もいますし、そういった生徒を断ることはありません。受験校によってはもっと良い方法を勧めることもありますが、基本的には受け入れます。

それでも小4から対策しなければ合格しないような学校を受験をする子はいません。みな近隣の学校を受験するため、基礎事項を固める方が優先です。内容的には、公立進学組+多少の国語力といったところでしょう。算数は学校レベルで充分。

上記「算数における格差」というのは、上位校受験をする小学生との格差、という意味ではありません。それは箱根山のハイキングと富士登山(冬)を比較するようなもの。勝負になりません。

私が感じる格差は「塾に行っている小学生とそうでない小学生」の格差です。

小学校から消えたテクニック


公立小学校で学ぶ児童は、いわゆるテクニックを指導されません。教科書の知識で充分運用できるテクニックは多々あります。そういったものを知る機会はありません。

なぜ指導されないか。それは「指導書に無いから」と「先生も知らないから」です。

先生は、原則的に指導書にない事を勝手に指導できません。この先生は教えた、この先生は教えない、という事では公平性に欠けますので、当たり前の事です。少なくとも学年単位で指導内容を統一する必要がありますが、そうまでして特殊な内容を教える必要性に欠けます。手間と効果が釣り合いません。

また、小学校の先生は文系出身の方が多いと思われます。文系・理系の定義が曖昧なのでハッキリしたデータはもちろんありませんし、統計を取ったこともありませんが、小学校の先生を育成する大学に入るために必要な科目が文系科目であることから、理系の学生が敬遠する傾向にあるのは確かです。

数学を専門とする先生なら、ありとあらゆる細かいテクニックを知っています。そのテクニックの原理やメリットを熟知しているので、積極的に使わせたいところです。また、自分で考えたオリジナルの解法なども1つ2つ持っているものです。

正直数学が苦手だった、という文系出身の先生の場合、そこまで学生時代に深める機会がありません。だから、特殊なテクニックを知らないのも無理はありません。当然逆もしかり、私は古典や古典とか古典なんか全く分かりませんし。あ、高校の古典ですよ。


そのような背景もあり、「少しでも速く解けるテクニック」や「計算の負担を軽くするテクニック」などは現場から消えつつあります。


知る機会は塾にアリ


塾は数々のテクニックを学ぶ場所である、と考えています。テクニックを「ズルい」と考える節もあるようですが、基礎がしっかり固まった上で使うならば、デメリットはありません。速く、簡単に、確実に解けるなら、それに越したことはないでしょう。

こうして蓄積されたテクニックは、中学校に上がったとき更に大きな差を生みます。

小学校でやる問題は簡単な問題ばかりですので、正直テクニックを使おうが使わなかろうが大差ありません。塾でやるテキストの問題レベルになると、多少差がついてきます。

しかし、中学校のレベルに上がると、「知らないと解けない」という可能性も出てきます。

今回の講習中に実際に見かけた具体的な例は、中1の数学でした。方程式の問題で、分母が75と90になっている問題がありました。この分母を処理するためには最小公倍数が必要です。75✕90÷15=450と計算すれば最小公倍数が簡単に求められます。また、割り算を使って計算する方法もメジャーです。

上記2つの方法ですが、どちらも小学校では習いません。小学校から通塾している生徒は割り算を使った方法を知っていますので、難なく計算ができますが、このような大きな数の最小公倍数を求めたことがない中学から入塾した生徒は固まりました。

これが、「知らないと解けない」現象です。

まあ、無理矢理75✕90=6750をかけてしまえば分母は消えるには消えてくれますが、その後の計算でミスをする可能性が飛躍的に増加しますので、彼らの計算力を考えると無茶でしょう。

ちなみに上の計算、本日小学5年生の授業で教えました。中1が固まる内容を、小5がサラサラ計算できる。こんな現実を格差と呼ばずして何というのでしょう。


小学生が塾に通うメリットは


学校で習わないことを知る機会を得る、これが通塾のメリットでしょう。

算数は言うに及ばず、国語も同じです。よく「読解力がない」とお困りの親御さんがいらっしゃいますが、小学校に通っていても文章読解に必要なスキルを知る機会が無いわけです。まれにいる読書好きな子がスラスラ読めるのも、慣れているからであってスキルがあるわけではありません。

まさに習うより慣れろを地でいく世界、これが小学校時代の国語です。

正しい方法を知っていれば、必ずしも読書経験は必要ありません(あった方がよいのは言うまでもありません)。フィクションは読めても論説文は読めない、という生徒は多々います。

読解の基本テクニックを学ぶことができる。それが塾で得られる大きな財産だと思います。


そして、伸びる子はテクニックを積極的に使おうとする意欲がある子なんですよね。そのテクニックのメリットを理解しているからこそ、自らのものにしようとするのでしょう。せっかく得た知識ですから、有効に使って欲しいものです。

ということで、全く新年らしくない内容で始まりました。
今年もよろしくお願いします。

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