01 2016

公立高校入試倍率発表……でも、倍率に右往左往してちゃダメ

本日は公立高校入試の出願締め切り日です。毎年のことですが、我先にと倍率情報を集めるのに必死になる生徒がいますが、今年はウチの生徒、あまり倍率に興味関心が無いようでした。

こちらからの呼びかけが浸透していたのか、単に締め切りという意識が無くてボケていたかは判別が尽きませんが、気にしないのは良いことです。

倍率を知っても合否は変わらない


倍率を知っているからといって、受かりやすくなるわけではありません。

誤解の無いように触れておくと、倍率によって合格可能性が変わるのは確かです。定員割れならば合格率はほぼ100%。それは疑いようのない事実です。

倍率が高くなった場合、確かに合格に必要な得点(これを業界ではボーダーと言います)はやや上昇します。

元々ボーダーに対してギリギリだった生徒にとっては死活問題でしょう。ですが、我々が生徒に伝えているボーダーをきちんと超えれば、倍率がそこそこ高くなろうが影響はありません。取るべき得点を取っていれば、ビビる必要は全く無いのです。

重要なのは入試で何点を取る実力が付いているか、その1点を見誤らなければ失敗する事はありません。それについては1人1人勉強スケジュールをチェックし、毎回アドバイスを加えていますので、シビアに管理できています。

倍率なんて知らなくても良い。元々悩みに悩んで設定した志望校です。腹を決めたらあとは努力をするだけではないでしょうか。

倍率を早く知ることができたからといって、得点が伸びるわけでも合格に近づくわけでもない。むしろソコに情熱をかけている時間だけ、勉強がおそろかになっているとさえ思います。


倍率を意識しすぎてはならない


倍率を「知らない」からと言って、何か不利になりますか?むしろ私は変に倍率を意識する方がデメリットだと思います。

倍率が予想外に低かった場合、油断が生じます。

現段階から志願変更により、最大数十人単位で志願者の増減が起こります。倍率が低い高校はお買い得に見えるため、高倍率の高校からかなりの人数が流れてくる可能性があります。

今年で言えば、ズバリ西湘→足柄ライン。予想通り高倍率になった西湘高校ですが、その1ランク易しい足柄高校は無風入試もいいところ。

上から20人近く下りてきた場合、その子たちはほぼ間違いなく合格します。すると、それまで合格できていた(はずの)ラインにいた子たちがそのまま押し出されます。

現段階で倍率が低いからと言って勉強のペースをあからさまに緩めた生徒は、足をすくわれてしまう可能性がある。油断だけはしないようにしたいものです。


倍率が1倍を切ってしまった場合、よほどの事が無い限り合格は間違いありません。これは受験生にとってある意味幸運であり、不幸でもあるのです。

ほぼ合格間違い無しの状況下で勉強をしても、状況が切迫している受験生と比較したら熱量の差は歴然。そして、勉強はこの緊張感と熱量によって効果が左右されることを忘れてはなりません。

楽勝ムードで勉強をすることにより、合格はできても高校生になったときの学力が低い。まともな入試を勝ち抜いたときの学力と比較することが可能なら、その差はとてつもない程開いてしまうことでしょう。


倍率が高すぎた場合、しばらく勉強が手に付きません。たとえ高倍率をものともしない学力を身につけていたとしても、やはり受験初体験(な子が多い)ですから、ビビるなというのは無茶な話。

それをバネにして勉強に邁進すれば良い方向に転がりますが、多くの子は自分の内申や入試の「取れるかどうかも分からない予想得点」を計算して皮算用を始めてしまうのです。そもそも素人である中学生が計算をしたところで、合否の予想など立つわけがありません。そういうのは我々が既にやっています。


結局のところ、やるしかない!


志願変更を予定していた本当に瀬戸際な子を除けば、大勢に影響はありません。

倍率が気になるなら、きちんと発表をされたときに情報を確認すれば良いのです。1つの情報として手に入れたなら、あとは前を向く。やるべき事は勉強しかありません。得点計算でもありません。情勢を読むことでもありません。

受験生にできる事は、必要な得点を取るために努力をすること。

そういう意味で落ち着いている今年の中3生は、なかなかの大物揃いだな、と思いました。


もう少し焦ってもいいんだよ?
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