-- --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
09 2016

ボキャブラリーの壁

booth.jpg
試験対策が終わり、中1・2は定期テスト真っ最中です。強制的に塾へ呼び出す期間は終わりましたので、テスト中は自習室代わりに教室を開放しています。

もちろん入試を控えた中3も来ますし、月曜は中1準備講習の授業が、火曜はそろばんのおけいこや小学生の授業があるので、場所を確保する必要があります。来る人数にもよりますが、満席に近くなるだろうと予想しました。

試験対策期間中は、入口の壁に毎日座席表を掲示しています。各自そこを確認して着席する習慣が(ようやく)ついたため、そこに自習に使える座席について掲示しておきました。

ところが、7割程度の生徒が掲示物の前でフリーズしています。

そこにはこのような内容が書いてありました。

・ブース→19:30以降も勉強する生徒
・手前の教室→17:00以降も勉強する生徒
・奥の教室→16:50まで勉強する生徒

まず、ブースは他の座席と比較して勉強環境が良いため、人気があります。そこは長時間勉強する生徒に優先して使わせてあげたい。そこで19:30以降も残っているやる気満点な生徒を指定しました。

対して奥の教室は17:00から中1準備講習の授業があります。電子黒板を使うため、奥の教室でないと授業ができないからです。塾に勉強に来ても、早めに帰る生徒が毎回いますから、その子たちを配置しました。これで授業を受ける生徒と上手く入れ替わるはずです。

ところが。

件のフリーズした生徒たちは、もれなくある言葉の意味が理解できていませんでした。

「○○以降」

某生徒Iから衝撃の一言。

「19:30以降ってことは、19:30より前に帰るってことですよね?」

ちげーよ。
逆だよ。

実は、その生徒だけかと思いきやまさかの半数以上の生徒がそのように勘違いしていたようです。

何が怖いかって、これだけ平易な言葉の意味を知らないと言うことは、問題集の解説などに使用されている語句を理解できない可能性が高いはずです。分からないだけならともかく、誤解するのはもっと恐ろしいことです。

以上・以下の使い方などは授業で取り上げる機会が多いため、ほとんどの子が正しく理解をしています。一方、直接問題に関与しない日常的な表現については、ひょっとすると誤解の嵐を生んでいるかもしれません。

こうならないためにも、小学生のうちからできるだけ「言葉」に触れさせておきたいところです。私は子どもに対して平易な表現をあまり使わないようにしています。ウチの塾は小学校3年生から在籍していますが、その子たちに対しても6年生に対しても大体同じ対応です。もちろん学習する内容を説明するときは噛み砕いた表現を用いますが、普段の会話はあくまで大人の言葉使いです。

子どもを低く見積もっていると、いつになってもレベルが上がりません。相手が子どもだから、と幼稚な言葉使いを過剰に用いるのは、彼らに失礼だと思います。生活基盤に大人が多く、たくさん大人と会話をしている子どもは学力も高くなる傾向にある、と私は感じています。何の根拠も無い体感です。ただ、私自身先生や地域の大人と会話をする機会が非常に多かったため、やはり話が達者になったな、という実感があります。私の親も子に対して砕いた表現はしなかったので、その影響が大きいのでしょう。


さて、そんな語彙力に乏しい子でも分かるように、今日は座席表示を工夫してみました。
seats.jpg

誰も迷う子はいませんでしたとさ。

関連記事

読解力 語彙力

- 0 Comments

Leave a comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。