21 2016

定期テスト結果雑感

入試当日以来とんと更新がストップした状態だったのにはワケがありまして。決して入試で疲れたからちょっと休みを頂こうなんてダラけた理由ではありません、とは言えません(苦笑)。

主な理由は、受験を終えた中3向けに行うオリエンテーションの資料作りに邁進していたからです。

その資料作りのために高校部の学院生の成績をまとめていましたが、集めてみると意外や意外、なかなかやるじゃないですか、ウチの生徒。今日の説明の中で全生徒の実績を公表しますが、中学の時とは別人レベルな子が多いことに気づきます。

ちょうど先日ウチの高2と話していましたが、中学のときに数学が苦手だった(実際入試のとき最も低かったのは数学)のに、高校でなぜか理系に進んじゃっていたり。高校で良くも悪くもリセットされるので、そのタイミングで奮起すれば、苦手科目も得意にする事が可能なんです。高校とはそういうところです。

逆もしかりで、中学の威光は通用しません。だって、同じ高校にいるのは全員同レベルの生徒ですから。私はよく、生徒に高校の実態伝える際にこのような表現を用います。

「高校は300人の自分との戦い」

だから、やった自分とやらなかった自分で、明確な差がつくのは当たり前です。それが高校における勉強のカギだと思います。


さて、話はそれましたが(一度も合っていない)、定期テストが明け、通常授業が再開しました。

生徒に配布したレコーディングノートを回収し、結果を確認していきました。色々と思うところがありますので、つらつらと書いていこうと思います。


結果を出したパターンはだいたい同じ


レコーディングノートに、「やってよかった勉強」という欄があります。今回良い結果を出した生徒が書いた内容はだいたい3パターン。

1. 解き直しをした
2. 過去問を解きまくった
3. 徹底して覚えた

やはり解き直しに勝る勉強方法はありません。中学校の勉強は、ある程度インプットをしたらあとは問題演習中心が正解です。特に、今回自己最高をたたき出したMは、徹底して自力で解ききれるコトにこだわっていました。質問回数も多く、それも解説を読んだ上で残った疑問を解消する、という効率的なものでした。

私から具体的に○○を勉強しなさい、と指示することもあります。本音を言えば、できるだけそういった指示はしたくないのです。理想は、自力で課題を発見し、解決する手段を考えて欲しい。ですが、達成度確認テストの結果を見て看過できない部分を各自指摘していきました。

これを忠実に実行した生徒は、やはり的確に伸ばしてきます。中1のNやN(あら、イニシャルが被りましたね)は、私の渡したプリントをやり込んだに違いありません。それが結果となって返ってきました。同じプリントを5人に配りましたが、2名はそのプリントの成果が綺麗に表れました。

ですが、これはワクチンのようなものです。体の免疫が高まっていればそもそも風邪も感染症にもかかりにくい。それが理想的な姿です。ワクチンのようなピンポイントで行う予防では、全ての病気に対応することはできません。勉強も同じ。ピンポイントの対策を、それも私が考えた内容をこなすだけでは、毎回全てを他人に依存した学習方法しかできないという事です。それは伸びたとは言えないんですよね。

やはり、上記3つの勉強方法を各自こなせるようにしていくべきでしょう。


できなかった生徒に共通するコメント


まず、大前提として前回のテストが終わったとき、私はこう言いました。

「英語と数学は直前に勉強するものじゃない。
普段の授業後、いかに定着させるかが勝負。
そのために宿題をやって、確認テストもやってるんだよね」

で、今回のコメントにこう書いてきた子たち。

「もっと普段から勉強をしておけばよかった」

そりゃ、宿題を授業の直前にやってたらそうなりますよ。

中学生が新しく得る知識は膨大です。1週間という単位で考えても、我々大人が新しく得る情報量の数倍以上に達します。正直私のようなオッサン脳にはついて行けません。

その吸収した知識を定着させるチャンスは2~3日しかありません。習ったら、忘れてしまう前にとにかく再現する事が肝心です。塾の授業を聞いたらよく分かるでしょうが(自画自賛)、それを自分で解けるかどうかは別問題です。だって、授業中に華麗な解法を疲労したのは先生ですよ?中学生自身がそれを見つけ出したわけではありませんし、実践したわけではありません。それを真似することで初めて自分の血肉になるのです。

そして、テストに出る内容を教えてもらったら、何となくテストに向けて希望を感じるでしょう。ですが、それを覚えていつでも引き出せる知識にするのは、間違いなく自学なのです。そういった努力を怠って次回の授業に参加しても、前回の授業は無駄になっているのです。

何度実感すればそのことが分かるのでしょう。今回が最後になることを祈ります。


分からないまま何度解いてもムダです


次回の試験対策からやり方を変えます。

今年度はなるべく先生が教室に立ち入らない方法を採っていました。理由は、私が質問に答える声が生徒の邪魔になるからです。ですが、疑問があっても質問を面倒くさがる生徒がいます。正直言ってやり方が分からないのに質問をしない生徒がいます。もちろんそういった生徒には何度も注意をしました。しかし、全く改善が見られないまま、結局解けないものをそのままにしたままテストに臨み、撃沈しています。

今後の試験対策では、私が教室内に常駐します。もちろん定期的に面談が必要ですのでそういった時間は確保しますが、いわゆる「質問ができない」生徒をこれ以上甘やかすワケにはいきません。よく分かっていないまま演習をしようとしている生徒にはこちらから声かけを行い、必要に応じて「取り出し」をしていこうと思います。

これは本来期待しているやり方ではありません。やはり、自発的に質問に動く姿勢が本来の伸びにつながると思います。ですが、そうも言っていられない子が半数近くいますので、鬼の介入をしていきたいと思います。


テスト前のまとめは非効率


全体的に言えることですが、実技の対策に時間がかかりすぎです。そして、実技対策を受講した生徒はその後の頑張りで大きく点差が開いています。

たとえば、今回私が教えた技術のプリントをよくテストと見比べてみて下さい。

中2は照明器具関連の解説及び演習問題を用意しました。過去問が存在しないため、全て私がオリジナルで作った問題です。そこから何点分出ていますか?少なくともそのプリントを完璧にしたら、技術だけで15点を超えます。覚えるまで何度も1枚のプリント(4ページありますが)をくり返す。勉強の王道を無視するから、思ったような結果が得られないのです。

そして中1。こちらも過去に出題があまりない部分(というか、木製のアタッシュケースなんて普通作りませんよね)でしたので、私が勝手に予想問題を作って配りました。

そしてテスト当日、生徒が持ってきた問題を見て不覚にも吹き出してしまいました。得点にして80%分以上、的中しています。まあ、ずっと泉中の技術は研究してきましたので、だいたい先生が出題するクセは把握しています。工程表なんて、空欄部分がまるっきり同じでしたので、疑似カンニング状態なプリントになっていました。

私の自慢はおいておくとして、それだけの物を手にしていながら、やる子とそうでない子が明確に分かれてしまうのが悲しいところです。やった子はキッチリ結果を出してくれました。むしろ、あれで結果を出せないのがどうなの?というのが本音です。

そういったチートプリントを使わないにしても、テスト直前に一生懸命まとめているのもNGです。そういうのは普段から少しずつテストに向けて準備をすべきです。そうしないと、定着する時間がありません。テスト勉強で最も重要なのは「定着」の作業ですから、いかにその時間を確保するか、その作業をやりやすく準備しておくか、ここで優劣が決してしまうのです。


今回の反省は次回に生かせ


科目によって成功・失敗は分かれると思います。成功したポイントをつかむのも、また失敗した原因を限定するのも重要です。

そして、次回のテストに向けた戦いは既に始まりました。中1には言いましたね。今勉強している内容を1度完璧に定着しておかないといけない。なぜなら、この内容がテストに出るのは4ヶ月後だからだ、と。

思えば今の中2が勉強に目覚め始めたのもこの時期でした。この学年末の時期はテストがないだけに、周りの伸びが弱まる時期です。この期間をムダにすることなく、改めて勉強に向き合うことで、新しい学年のスタートを完璧にすることができるでしょう。


ということで、月曜は中1立体確認テストです。範囲は予告済み、問題も同じものしか出ないわけですから……満点を取れなかった人は壮絶な練習を覚悟しておくように。

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