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01 2016

2016春期講習会総括

2016春期講習会が終了しました。3月のラストスパートかつ新年度のスタートダッシュのため行うこの春期講習会、個人的な感想としては、過去最高に手応えのあるものとなったように思えます。

小学生


小学生の国語は精読をテーマに、普段は小学生があまり取り組まない「文章をじっくりと正確に読み取る」練習を行いました。また、算数は新学期の予習を進め、4月のスタートを難なく切れるように準備を整えました。

私は算数を担当しましたが、まあ教えやすい事この上ありません。無学年の1対3なので、たいてい学年はバラバラなのですが、今回は全て予習ということもあり、多少ペアリングを考えて同じ学年の生徒がそろうように調整しました。おかげで説明を一斉に行うことができたので、効率よく進められました。

淡々と説明するのもつまらないので、身の回りの物を用いたり、生徒に問いかけをしたりと、いつも同様コミュニケーション重視で授業を進めていきました。

今回気をつけたのは、あまりヒントを出し過ぎないことです。答えを教えてしまうのは論外としても、教えすぎはむしろ害になってしまいます。最小限のヒントに止め、あとは自分で試行錯誤してもらう。上手くコントロールすれば、大きく力を伸ばすことができます。

例えば、点対称の作図でMがつまづいていましたが、あえて放置したところ、何とか習ったことを活かして色々と手を動かしていました。彼女にそのくらいの能力がある事は既に分かっていますので、甘えを許さない姿勢で臨みました(もう3年も指導していますので)。

最終的に何かコツを掴んだのか、ほぼ自力で正解の図を描き出す事ができました。20分ほどかかってしまいましたが、これでどんな図でも書く事ができるでしょう。

小学生は全般的にキチンとノートを使う事が出来ています。書き方を指定していますし、何をどのような手順で書いたら良いかも指導してあります。素直に聞き入れて従う子が多く、どうしてそう書くのが良いのかも理解しているようです。この調子で一年間過ごしたらかなり強くなりますね。


中学生


ハイブリッド化した中学部ですが、過去の春期講習で最も多く問題を解き、最も多く定着に時間を費やすことが出来たのではないでしょうか。

少々残念なのが、初回の確認テストに1発合格する生徒があまりに少なかったこと。おかげでかなりキツいお説教を喰らわせる事になってしまいました。これは全学年に共通する事です。

予習をしているわけですから、初めて習う事ばかりです。自分で定着に努めて来なければ、決して合格できるはずがありません。ましてや中学校一年生は、名前こそ中学生ですが、実際のところ卒業したばかりで中身は小学生です。ゼロスタートの英語は、アルファベット・発音・単語・文のルールなど、新たに覚える事が盛りだくさん。

新中1の失敗するパターンは、これらを「何とかなるだろう」と気楽に考えてしまうこと。はい、何ともなりません。言葉は悪いですが、大した努力も無しに何とかなるのは、高い能力を持っている優秀な子だけ。でも、高い能力を有する子なら、自然と覚えるのに任せず、しっかり勉強して更に高いレベルに引っ張り上げるでしょう。

それが賢さですし、こうした積み重ねをしてきたからこそ能力が高くなったのです。

そうした努力を小学生時代にしてこなかった一般的な子は、何週遅れか分かりませんが、努力を始めるしかありません。止まっていてはどんどん差がつく一方ですから、すぐにでもやり始めるべきです。

確認テストに話を戻しましょう。満点はおろか、半分も取れない生徒には、どの程度準備をしてきたか聞きました。

彼らに共通する答えは、「少しやりました」でした。

単語をノートに何回か練習してあるのを確認しました。確かに何もやっていないわけではありません。

それをもって、「練習した」と言い張る訳ですが、残念ながら何も響いてきません。

それは覚えるのに足る練習量だったのか。
どこまで覚えたかをチェックしたのか。
覚え切るまで何度もやったのか。

すべてNOだからです。

絶対評価という名の欠陥成績システムの悪影響でしょうが、努力を評価するという風潮がまかり通っています。努力することはもちろん美徳ですが、それが評価対象になるのは何かが間違っています。「頑張ったね~」が褒め言葉になるのは小学生までで十分でしょう。むしろ中学生以上にそんな言葉をかけようもんなら、馬鹿にされているとしか思えないはずです。

社会に出て、結果ではなく過程が評価される仕事はスポーツ選手だけ。それも、オリンピックなどに出場する選手です。挑戦そのものがドラマになる=商品になるレベルのプレイヤーだからこそ、結果がともなわずとも評価されるのです。ただし、それはトップ層に限られます。つまり、そこまでに大きな功績を残しているからこそ、挫折もアクシデントも価値を持つのです。

一般的な社会人は結果が全てです。「毎日朝8時から終電まで必死に頑張りました!でも終わりませんでした!」と言っても評価はマイナスでしかありません。むしろ人件費の無駄遣いですし、能力が疑われておしまいです。それでも終わらないなら終電まで必死に頑張っても足りないのですから、寝ずにやるしかないでしょう。

単語テストの勉強はそれと比較すると、全くシビアではありません。今回中1で実施した単語テストはたかだか17個。中2や中3で実施した動詞の活用テストは30個程度です。まして、中2・中3は今まで習った単語の活用が大半ですので、新たに登場した活用形だけ暗記すれば済みます。それに何時間かかりますか?

10時間ずっと必死に練習したんですけどできませんでした、というならその根性は評価しましょう。でも、それだけやれば必ず覚えられます。全生徒の暗記能力は把握していますから、10時間練習して覚えられない生徒は1人たりともいません。せいぜい真剣に2時間勉強すれば全員覚えられるでしょう。ただし、こちらが指示した通りにやれば、です。

単語を読みながら練習しなさい、と言いました。確かにその通りやったと言い張っています。
でも、いきなり日本語を見て英単語を書きなさいと指示していません。

何周も練習をしなさい、と言いました。
何度も書きなさい、とは言っていません。

授業で単語帳の使い方を指示しました。
でも、日本語と英語を同じ面に書けとは一言も言っていません。

これは、暗記能力の問題ではありません。
学力は人の話を正確に聞き取る能力に依存することを示しています。

言われた通りにやれば良いのですが、言われたことが分からない。
今後手遅れになる前に、こちらの指示をよく聞いて、その通りにやる習慣をつけなくてはなりません。


そんなお説教を経て、2回目以降の確認テストの出来は大幅に改善しました。まず授業開始10分前にはほぼ全員集まり、教室へ入ります。普通ならお互いに挨拶を交わし、雑談をするところです。ところが、来た生徒が教室に入っても会話がありません。皆、おのおの確認テストに向けての準備を粛々と進めていました。

英語にしても、数学にしても、本番と同じようなプレテストを各自で行い、何度やっても満点が取れるように準備をしています。

笑ってしまったのが、2回目の確認テストの日に来たEです。彼女が塾に入ってくるなり、「今日のテスト時間は何秒?」と聞いてきました。中3数学のテストは制限時間がきつく縛られており、Eは前回準備不足で全く終わらなかったのです。

1回目のときは問題が簡単なので10問を90秒でした。2回目は公式が混ざっていてその判断に時間が必要なため、120秒で10問です。私はちゃんと告知をして、各自で時間内に解けるように指示をしてあったのです。

ところが、私が言った時間を覚えていなかったE、120秒と伝えたとたん「えーー!60秒で練習して来ちゃった(泣」と絶叫。いやいやEさんね……

そりゃはえーよ。60秒って私が解く時間と変わらんし。

当たり前ですが、何度やってもなかなか解ききれなかったらしく、かなりの練習を積んできたようです。それでも何とか60秒で解ききれるまで練習をしてきたとのこと。話をロクに聞いていなかったことによる勘違いとは言え、良い根性をしています。

災い転じて福となす、彼女は悠々満点合格を果たしました。それはそうでしょう。60秒で解けるのなら、残り60秒が見直しに費やせるのですから、間違えるはずがありません。よくある文字抜け、符号ミス、2乗書き忘れミスなど、皆無でした。

でも、こうして自分を追い込めるやる気を持っているならば、苦手な子でもちゃんと成果を残すことができるのです。前述のEさん、数学が一番苦手な科目です。数学が得意な子を尻目に満点合格を果たしたのは、努力の差以外の何者でもありません。やればできるを体現しています。


彼女に限らず、短い6日間でしっかり準備する姿勢にアジャストしてきた学院生たち。これが春期講習の大きな成果でした。少しの時間が空いてしまいますが、11日からの新学期授業でも、同様の取り組みを続けていって欲しいと思います。今までの学力とは比較にならない、確かな力がテストに向けて付いていくことでしょう。


そんな期待を胸に抱きつつ、春の充電期間を過ごしています。とはいえ、映像授業の収録をしたり、その編集をしたり、春期講習で休みまくった生徒の呼び出しをしたりと、有り難いことにやることがたくさんあります。そろばんの体験もありますし、新しいメンバーも入ってきます。余裕のある4月の授業だからこそ、いつも以上に厳しくチェックをしていきますので、今年度も宜しくお願いします。


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