01 2016

達成度確認テストから見える各学年の課題

新学期が始まって初のテストとなる達成度確認テストを行いました。とはいいつつ中学生は既に山ほど確認テストをやっています。4月に学習した総まとめとして、今まで積み重ねたものの定着ができているかを測るテストです。決して理解したかではなく、定着したかですのでお間違いなく。



例年市民会館で実施していましたが、いかんせん小田原駅から距離があります。そこで今年は新しくできた小田原市民交流センター、通称UMECOで実施しました。そういえば、中学生たちはUMECOの由来を知らないらしいです。ジェネレーションギャップと言えば聞こえは良いですが、梅子が何者か、もとい何象か知っているのはおっさんおばさんという事なのでしょう。むむぅ。

梅子に水をかけられたのもいい思い出です。

さて、早速連休初日だというのに採点が完了してしまいました。メールのやり取りなどを察するに、ほとんどの教室責任者の先生が採点を終え、次の一手を考えていると思います。みんなワーカホリックですね。かくいう私も、定着が甘い生徒に対してどのような手立てを加えようか、一日頭が一杯でした。

連休が終わってから書いても良いのですが、忘れてしまいそうなので簡単に雑感をまとめておきます。

小学生


ほぼ4月に学習した内容に限られるため、得点が取れるのは当たり前です。問題は時間の使い方です。

テスト時間が40分あるのに対して、平均して20分少々で解き終えています。正直40分もいらないので30分で実施してもよかったとは思いますが、それにしても解くのが速すぎる。

別に解くのが速いことは悪いことではありません。ただ、結果からいうと解くのが「速い」のではなく、「雑」です。例えば問題用紙を見てみると、筆算していない問題が多い。そんなに彼らは計算力に長けているわけではありません。むしろ計算も遅いですし、正確性もイマイチ。時間が余ったら2回、3回と解いて確実性を高める必要があるにもかかわらず、何もしていない。だからくだらない計算ミスがいつになっても減らないのです。

計算ミスはあります。ゼロにはできません。私も今年に入って3回計算ミスをしました。ぶっちゃけ年齢による衰えを感じるところがありますので、連休中に少し自省して鍛えなおします。プロである私でも計算ミスがあるのですから、ド素人の小学生(勉強のキャリアという意味です)が計算ミスをするのは当たり前です。むしろ日常です。息を吐くようにミスをします。

ならばそれを前提に直す作業をすればよいのです。これだけたくさん時間が余っているわけですから、ぼーっとタイマーを見つめていたりしている場合ではありません。ただ答案用紙を眺めているのも時間の無駄です。

問題用紙が白すぎるのもまた問題です。問題文にアンダーラインを引く、数字に印をつける、答え方をチェックする、単位に印をつける、これらは誰でも実行可能な見直し方法です。問題をよく読む、とはこのような作業をしながら読むことを指します。

テストを返しながら、上記のような話を懇々と諭していきたいと思います。

中学1年生


最も大きな病巣を抱えているのが中学1年生です。中学1年生がいきなり高得点を収める方法は2つ。大量の問題演習を強制するか、上級生と同様の正しい学習方法を愚直に実行するか、いずれかです。言い方がひねくれているのでアレですが、要は指示通り素直に勉強しなさい、という事です。

例えば、私が授業中に「これをできるようになるまで繰り返せ」と言ったら、同じ問題をできるまで繰り返せば良いだけです。「このプリントをテストするから覚えろ」と言ったら、自分でテストして全てできるようになるまで繰り返すしかありません。なぜなら、理解をしたらあとは繰り返して自分の知識にするしかないからです。

勉強に飛び道具はありません。一度授業を受けただけでスラスラ解けるようになり、1か月後も同じ問題が同じようにスラスラ解けるようになることは決してありません。少なくとも、私はそうではありませんでしたし、世の先生といわれる人種のうち90%も同様でしょう。残り10%はいわゆる天才と言われる人種ですので、スラスラできてしまうかもしれませんが……うらやましい限りです。

特に困難なのが、「一か月後も同じ問題が同じようにスラスラ解ける」ことです。これが定着したという証拠です。そのためには、時間の経過に負けない強固な演習が必要になります。

そのために強烈な分量の問題演習を課すのが最も簡単です。

それをやってしまったら、彼らの中学校生活は宿題によって埋め尽くされてしまいます。でも、それしか解決策が無いのなら、仕方がありません。それは、言われた通りの事を実行できない、素直さの足りない状態だということ。そうなったら、あとは有無を言わせず分量で攻めるしかありません。

願わくばそうしたくありません。

ただし、今回の結果を考えると、そうすべき子がいます。定着が不十分なので、授業中にできていてもテストになるとできていない。ここでポイントは、「授業中にできている」という事。授業が理解できるのなら、その子は頭が悪いわけでは無いでしょう。私たちが教えるのが上手いわけでもありません。ただ、集中して理解に努めることができたからです。

そう、あとは定着あるのみ、なのです。

連休明けに各々異なるミッションを授けます。個々にメニューをじっくり作りますので、大変ですが一緒に頑張っていきましょう。ビビらなくても良いです。上記の通り、とんでもない演習量を課すことはありません。「本当にできるようになった!」というやり方を体験してもらい、今後は自分でそれをあらゆる勉強に適用していくことを学んでもらうのです。

幸い時間がたっぷりとあるので、私は頭をひねることにしましょう。


さて、長くなったので一度切りましょう。後半は中学2年、そして3年です。中3は努力の跡が見られるものの、もっといけるはず。中2には絶対に中弛みをさせません。そのために厳しい目で彼らを見つめていくことにしましょう。2,3日中にアップをする予定です。


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