18 2016

中3に落雷

久々に中3にカミナリを落としました。泉中学校の三年生は、第一回テストは日程的に不利です。それは分かっているはずなのに、取り組みが甘い。それが目に余るので、引き締めを行ないました。

さて、何が不利なのかというと、修学旅行の日程です。

ここ最近の泉中学校の日程では、テスト→修学旅行という流れでした。別に嫌なものを済ましてサッパリした気分で楽しく旅行に行くことが出来るから良い、と言いたいわけではありません。生徒にとってはそれが最大のメリットかもしれませんが。

今年の泉中の予定は逆。つまり、修学旅行→テストです。このとき明らかに不利になる点が2つあります。

1つは、提出物を仕上げるタイミング。
もう1つは、試験範囲です。

旅行後のテストは不安要素が多い

通常提出物はテスト二週間前に仕上げるのが理想的です。学校の進度に合わせて進めていれば、さほど苦労せずとも終わると思います。ですが、今回はちょうどテスト2週間前から3日間も修学旅行に行ってしまいます。修学旅行から帰ってきて、翌日は代休だからゆったり休んで、なんて考えていると既に残り10日しかありません。それから提出物を仕上げようなんて考えている人は、確実に今回のテストで大暴落をします。

勝負は「修学旅行に行く前に提出物を終わらせておくこと」です。

それが達成できていれば、旅行から帰ってきてすぐにテスト勉強に移ることができます。これなら安心して修学旅行を楽しむことが出来るでしょう。

試験範囲が大きく広がることも不安要素です。テストが早い中学校より半月程度日程がズレるため、その分試験範囲が広くなります。ただし、修学旅行に関連する準備に時間が取られたり、旅行中や代休の分は授業が進まないので、実質の範囲はそれほど広くならないと予想されるのですが。

ところがどっこい、広がるんですよ。

毎年の傾向ですが、泉中学校は結構無茶な範囲を最初に告知し、それから進度に応じて縮める事が多いのです。現実問題としてコマ数をカウントすればどこまで進むのか分かりそうなものですが、計算が苦手(というかしない)な先生が多いらしく、試験2週間前に配布される範囲は暫定も良いところです。

ただ、先生も一度範囲を出した手前、そうそうカンタンに引っ込めるワケにはいきません。

そこで試験直前に鬼のように進め、何とか試験範囲の縮小を最小限に留めようとするのです。試験直前に突然進度が速くなる科目はまさにソレ。こうなると学校の勉強頼みの生徒にとってはお手上げです。

ウチの塾は学校の進度に合わせてじっくりと進む方針ですが、数学は学校よりかなり速めに進めています。それはテスト直前に慌てて進んでも対応が出来るようにするためです。恐らく第1回テストが終わったときには良い感じにトントンなペースになっていることでしょう。

いつもより5日間早い準備をすること

さて、定期テストはあくまで校内のこと。もちろん競争する相手も同じ中学校ですから、不利とかナンセンスではないか、と思われるかもしれません。

同じ中学校だから同じように皆が失敗してくれるのなら話は単純ですが、そんなワケないでしょう。上記のような事情を理解し、いつもより取り組みを早める生徒は確実にいるのです。そして、次のテストで得点を上げたいなら、そちら側に行かなくてはいけません。

そこで心がけたいのは、テスト勉強をいつもより5日間早く始めることです。

5日間の根拠は、旅行3日間+前後1日です。6月6日の月曜日から修学旅行に旅立ちますが、ちょうどそれがテスト2週間前。そこから5日前となると、6月1日です。スタートは6月に入った瞬間から。これが正解です。

テスト範囲は中2の2月中旬から中3の6月中旬まで、つまり4ヶ月分です。未だかつてここまでテスト範囲の広いのは未経験ですので、人によっては5月の末からやっておかないと間に合わない場合もあるでしょう。

それでも3年分が範囲になる高校入試と比較すると、たった4ヶ月です。約9倍ですよ。それに比べたら大したことはありません。むしろちょっとした練習だと思った方が良いでしょう。

広い範囲に対応するには付け焼き刃ではダメ。普段的確にインプットをしていき、試験前は知識を使うアウトプットを中心にやる。これが正しい試験勉強であり、普段の勉強の意味です。今習っている事を今身につけていかなければ、何のために普段勉強をしているのか分かりません。親に怒られないために勉強しているフリをしているとしか思えません。

毎回の確認テストを大事にする

昨日大目玉を食らわせたのは、まさにコレ。宿題ノートのチェックをすれば、普段の勉強の問題点は明らかです。

まず宿題の取り組みが遅い。

ある子は火曜に習ったことを日曜に宿題で演習する。そりゃ忘れるでしょう。最近とても頑張っていて、数学に関してはとても伸びを見せているのですが……もったいない。

ある子は当日になって慌ててやっています。論外です。

ある子は毎回注意しているクセが相変わらず抜けません。いい加減痛い目を見ないと分からないのでしょうか。もちろん痛い目とは、テストで大失敗する事です。

それぞれ宿題の取り組み方に難があります。昨日今日で注意をしているわけではありませんが、まだまだ言い続けなければならない事を痛感しました。

ですが、これらの子たちはまだ可愛いものです。

最も本人の自覚が無く危険なのが、初見で出来るはずの無い問題を正解している生徒です。または、解き直しが不自然なくらいスムーズに出来ている生徒です。片方に当てはまる生徒は、たいていもう一方にも当てはまります。

授業中の様子、普段の勉強量、その子の実力を考えた場合、1度見ただけでは解けないだろう、という問題が存在します。1回授業で例題を説明され、授業内で多少練習しただけで、軽々応用問題が解けるようになるほど甘くはありません。まず基礎固めのために演習量を積み、確かな足がかりが出来て初めて挑戦できるレベルの問題があります。

5教科9割を超える生徒でさえ、宿題が全問正解できずに私に質問をしてきました。そんな分野の問題を、明らかに数学が得意ではない生徒が自分で完璧に処理できるはずがないんですよ。

つまり、答えを見ながら解いたか、写したか、そのどちらかです。

案の定、確認テストは宿題のそれとはかけ離れた出来に終わりました。別に呆れるでもなく、予想通り過ぎて笑いたくなるレベルの愚かさです。それでいてバレていないと思っているのでしょう。

馬鹿にするのもほどほどにした方が良い。
むしろ、何の得にもならないその行為こそ、馬鹿げています。

この時期に大事なのは、綺麗に宿題を出来たように見せかけることではありません。むしろ、自分の実力以上の問題にぶち当たり、もがき苦しみ、何度も解説を読んで理解に努め、頭と手を動かしてあがくことが何より重要です。「出来る子」のほとんどが、そういった過程を経て今の実力があるのです。

確かに今取り組んでいる内容はただの計算問題ではなく、全て応用問題です。数学が得意では無い子にとっては、見るのも苦痛でしょう。ですが、そこに飛び込むことで得られる実力こそ、今一番欲しいものではないのでしょうか。

次回第1章のまとめテストをすると予告をしました。そのため宿題は最小限に抑え、各自の奮起に期待を掛けました。今まで解いた問題以外は出題されませんので、リベンジをかけて準備をしてきて下さい。

確認テストで満点を目指す。
それが何よりの試験対策だからです。

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