01 2016

試験対策特訓が始まりますが、その前に……

ターゲットである泉中学校の第1回定期試験まで20日を切りました。先週末中1・中3を対象に実施した演習を始め、テストに向けて精力的に取り組んでいる生徒が多数います。今年は昨年にも増して積極的な生徒が多く、こちらも準備に余念がありません。

さて、中1生にとっては初めての試験です。当然試験対策も初めてですので、簡単に説明したいと思います(授業中にもたっぷりお話ししますが)。

エコールの試験対策は、毎日通塾+指定したメニューを演習していく形式です。18:40から60分✕3コマの計180分間、それぞれに時期にふさわしい演習を各自で進めていきます。総時間数は50時間程度です。

ただし、完全に生徒任せで演習をすると悲惨なコトになるのは目に見えています。

ずっと学校の問題集ばかりやっていたり。
プリントや教科書に線を引いて眺めていたり。
ノートをただ読んでいるだけだったり。
過去問を解いて調子に乗ってしまったり。

公立の中学1年生は、本格的な勉強をした経験がありません。言ってみれば、勉強の超初心者です。そんな初心者が自由に勉強をしても全く成果が上がらないのは分かりきっているので、私から逐一ノルマを与え、細かい指示を飛ばしながら演習をしてもらいます。ただし、勉強をする場所は毎回変わりますが、勉強の方法・進め方はテストの度に変わるものではありません。手取り足取りは今回だけにして、次回以降は教わった通りのやり方を再現できるよう二週間かけて鍛えていきます。

中2・中3で点数が伸び悩んでいる子たちは漏れなくこの「型」を無視して自己流に走っています。とにかく大変な事を嫌うので、できる限り楽な方に流れていきます。

勉強には適切な負荷と分量が必要です。自分が既に解ける問題をのんびりマイペースで解くのは楽かもしれませんが、1点たりとも伸びません。

負荷というのは、「質」と考えてもらえば良いでしょう。ただ、私はこの「勉強の質」という言葉が大嫌いです。少なくとも、平均的な中学生が質を重視するなんて勘違いもいいところです。

筋トレに置き換えてみると良いでしょう。「質」はバーベルの重さだと思って下さい。まともな筋トレをしようと思うなら、5kgのバーベルとかを使うでしょう。間違っても500gのペットボトルをバーベル代わりにしてはいけません。それは軽すぎです。何回やっても楽々出来てしまうので、筋肉に良い刺激が加わりません。せめて電話帳あたりは欲しいところです。

では、「質」が良ければいいか、というと全くそんなことはありません。気合いを入れて5kgのバーベルを買って意気込んだところで、「い~ち」で終わりでは筋肉が喜びません(ボディビルダーっぽい表現)。私は筋トレに興味が無いので何回やったら良いかは分かりませんが、素人考えでも20回くらいはやるんじゃないでしょうか。1回とか(笑)。

深夜のウォーキングも1晩だけでは意味ないんですよ、奥さん。

つまり、「質」だけ良くても「量」が伴わないと何の意味も無いということです。中学生はこの「量」から逃げまくります。別に電話帳で筋トレしても良いんです。100回も持ち上げれば次の日は筋肉痛確定ですよ?多少「質」が悪かろうが、「量」がモノを言います。それは中学生のテスト勉強でも同じです。

「質」は我々がフォローします。「量」ばかりは塾だけでは対応しきれません。それこそ、学校から塾に直行して、塾から帰ったら即座に寝る、という生活をしない限り、塾以外=自宅での勉強が必要です。「塾で勉強したから大丈夫」なんていう子がいますが、何をふざけたことを言っているのでしょうか。「大丈夫」なんてセリフを言えるのは満点を取る自信のある子だけですからね?

塾生が勉強をしている内容・時間は、全て「レコーディングノート」に記録をさせます。保護者の方がお子さんの学習状況を確認するには、レコーディングノートを見れば一発です。ノートをご覧になれば、「これでは足りないから家でもやりなさい」と言って頂けるはずです。

ちなみに、今年からレコーディングノートは1年間使い続けますので、回を重ねるごとに勉強を改善して行きやすくなります。

テストの度にこちらで回収しますので、無くす心配もありません(何人かの顔が頭をよぎりました)。

試験対策特訓に必要なもの

試験対策特訓には、以下のものを持参して下さい。

必ず持ってくるもの

  • 筆記用具
  • 塾のテキスト
  • 演習用ノート
  • 間違いリスト用ノート
  • 5色のマーカー(赤・青・黄・緑・オレンジ)
  • 試験範囲表

勉強をするとき試験範囲表を見ずにやっている子がいますが、それでは勉強の全体像が把握できません。自分が既に勉強した部分、これから勉強が必要な部分を的確に把握して、勉強の計画を立てなくてはいけません。各自で必ず試験範囲表を持参し、細かくチェックしながら勉強を進めて下さい。

あると便利なもの

  • 学校の教科書
  • ストップウォッチ

塾に教科書は揃っていますが、1冊ずつしかありません。1人が使ったらそれまでです。そもそもテスト勉強をするにあたって学校に置き勉をしている時点で敗北確定です。やる気のカケラも感じられません。毎日学校から帰ってくるのが面倒だ、という子は、その程度の意欲しかないという事でしょう。自宅では勉強しないよ!と宣言をしているのでしょうね。

ストップウォッチは時間管理に使います。去年も使っている子が何人もいました。1つ1つの勉強について時間を計りながらやることで、適度にプレッシャーも感じますし、時間がダラダラ過ぎるのを防いでくれます。100円ショップで大量購入してこようかと画策しています。

不要なもの

  • スマートフォン

百害あって一利なし。キッパリとテスト期間中は害悪でしかありません。

休み時間も使用禁止です。使っているのを見かけた場合、即刻退場の上、試験期間中入室禁止にします。

スマートフォンを自由に使わせていながらテスト勉強をきちんとしなさい、という保護者の方は、残念ながら認識が甘いと言わざるを得ません。ただでさえ勉強をしていると誘惑に逃げたくなるというもの。そんな未熟な中学生の手にスマートフォンがあったら、何らかの強制力が無い限り手を伸ばします。当然それを見た保護者の方は叱るでしょうが、ダイエットをしている人の目の前にケーキをずらずら並べておきながら、食べたらメチャクチャ怒るくらい理不尽です。

試験対策期間中は、保護者がいるリビングなどに置くよう約束するのが良いでしょう。使うときは保護者の目の前で使わざるを得ないので、おのずと最小限になります。塾に持ってくる必要もありません。保護者をお迎えに呼ぶのなら、私に一声かけて塾の電話を使って下さい。

ゲーム機は言うまでもないでしょうが、SNSがある分スマートフォンの方がタチが悪いです。

「息抜きは大事だよ!」「ストレスがたまるよ!」という意見は無視して下さい。たかが2週間程度集中して勉強したくらいでストレスに苦しむようでは、この先待ち構えている高校入試で倒れてしまいます。多少のストレスが溜まるのは当たり前ですし、むしろ耐性をつけて置いた方がよいのでは。そんなストレスくらいで体調が悪くなっていたら、世の中のサラリーマンは全滅します。社会をナメてはいけません。

試験対策特訓に入る前に

試験対策特訓中、塾で学校の提出物や問題集を解く作業を禁止します。それは自宅でやって下さい。とはいえ、部活から帰ってきたらすぐ塾に駆けつけなければならない子もいるでしょう。そういう子は自宅での時間が十分に取れません。

だからかなり前からやっておくように指示をしましたよね?

準備が万端になっている子もたくさんいるでしょうが、私の助言を完全に無視した子も現実的にはいるはずです。その子たちは、もう自分の時間を削ってやるしかありません。学校の休み時間は友だちと遊んでいないで問題集を解いて下さい。家で食事をのんびりしている場合ではありません。さっさと食べてお風呂もさっさと入って課題をやって下さい。多少寝る時間を削る必要もあるでしょう。ですが、自分が今まで使っていなかった時間を冷静に眺めれば、やたらと睡眠を削る必要など無いはずです。

学校の提出物や問題集の1周目はテスト勉強ではありません。それはただの作業です。分からない部分の質問や2週目以降の繰り返し演習は大歓迎。それが得点に繋がる勉強です。

さて、中3は今週の土曜から、中1・2は来週の火曜から試験対策特訓開始です。それまでの間にどんどん準備を進め、良い試験勉強のスタートダッシュを切れるようにして下さい。

私はチェックテストの準備や個々の演習メニューを練りまくっています。かなりキツい負荷のかかる2週間になりますが、その分結果という花を開かせましょう。
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