20 2016

夏期特訓に先駆けて 夏特五ヶ条の真意

明日から長い長い夏期特訓が始まります。先日の保護者面談で吸い上げたご家庭の意向を踏まえ、生徒が最大限頑張れる空気をしっかり作っていこうと考えています。

そして、夏期特訓には、毎年「夏特五ヶ条」という掟が設定されています。チラシにドンと書いてあり、体験生には細かく説明しています。というのも、体験期間中にこの五ヶ条を守れなかった場合、継続をお断りすることになるからです。

もちろん体験生にだけ設定されたものではありません。むしろ学院生が厳守すべき内容です。

決して安くは無い金額を講習会費として頂戴する以上は、全員に明確な成果を挙げさせるのが我々の義務です。とはいえ、私たちだけ張り切っても生徒の実力はついてきませんので、生徒にも規範となる方針を示しておくのが望ましい。そういった理由で、「夏特五ヶ条」が設定されました。

夏期特訓のときに生徒へ説明しますが、ここで夏特五ヶ条の真意に触れておこうと思います。

一、特訓中は私語厳禁!先生の一言一言に集中


授業に関係ないことを「私語」とするワケですが、正直そんな放言をする事自体あり得ないレベルだと思っています。

授業中に「この後何処行く~?」とか相談でもするのでしょうか。「○○ムカつくよね~」とかお喋りでもするのでしょうか。その一言でクラスの緊張感・集中力は木っ端みじんに破壊されるのです。被害を受ける周りの生徒が何人いることか。

授業に関係のある質問は、話の流れを読んで合間にして下さい。これは私語ではありません。質問をすると言うことは、先生の話を聞いているということです。その上で腑に落ちないこと、生じた疑問などをぶつけるのは消化しようという姿勢の表れ。学力を伸ばすには欠かせない行動です。

そして、質問は会話をする対象が先生であること。これが私語の場合、相手が生徒どうしになってしまうのが大問題なのです。私語は1人では出来ません。必ず相手がいます。相手のない私語はただただ不気味なだけ。ホラーです。

その相手にとっても不利益になります(自業自得ですが)し、足の引っ張り合いをしている場合ではありません。

よって、いつものことですが、私語厳禁としています。

一、休んだら効果ナシ!夏バテに負けない体力を


夏休みは忙しい。普段行かれないような場所、出来ない事、塾が人生の全てではありませんので、予定も満載でしょう。

それは分かっていますが、敢えて言いましょう。極力休まないで下さい。

小学生は個別指導ですから、カリキュラムに遅れが出ることはあっても穴は空きません。ところが中学生はクラス指導ですので、休んだらその授業は二度と受けることが出来ません。

確かにビデオは取ってありますので、生の授業と全く同じ内容を聞くことは出来ます。ただ、世の中の映像授業は対面していないことを前提とした授業作りがされているのに対し、所詮授業風景を撮影しただけのビデオですので伝わり方は生の授業に劣ります。

そして、1日来なかっただけで3~4時間の授業が借金として残ります。中3なら毎日授業があるわけですから、時間外をフル活用してビデオを視聴し、かつ2日分の宿題を1日でこなさなくてはなりません。そうしないと、宿題忘れ&確認テストの不出来が確定します。

体調不良も致し方ありませんが、多少の事なら受けておいた方が結果的に楽だと思います。38度の熱があっても立って授業が4時間こなせるくらいですので(先日の私)、軽症なら座って授業を受けることは可能でしょう。少なくとも、同じ体調で部活には行くけど塾は休む、という子は何があっても伸びないと断言できます。

結局のところ、体調管理が重要というワケです。
まだ風邪が微妙に残っている私が言っても説得力のカケラもありませんが。

一、宿題は前日までに完成!忘れた場合は授業に参加させません


予め宣言しておきますが、コレに関しては厳しいです。宿題の意味を理解しているなら、当たり前の事だと考えて頂けるでしょう。

一度授業を受けて完全インプットが終了する生徒、うらやましい能力ですが少なくともウチの塾にはいません。身につけるには宿題が欠かせないという事です。

確認テストで満点を取る(後述)ことを目指します。確認テストは前回やったことの確認なので、次回までに身につけるために宿題が出ます。

前日に宿題をやれば、翌日までに時間が十分ありますので、2~3回くり返すことも再インプットも解き直しもできます。つまりやれって事なのですが。

当日に、しかも塾に来る直前にやっていると、時間が足りるはずがありません。そんな適当な状態で来られても、その次の単元は更に適当な理解になってしまいます。

宿題を適当にやってもメチャクチャ注意を受けますが、忘れた場合は授業を受ける資格無しと考え、自宅に帰宅を命じます。

決して家に帰したくて厳しくしている訳ではありません。今年は宿題忘れゼロを目指して指導していくつもりです。ちなみに昨年は2回ほど帰宅させました。そのうち1回は小学生の体験生でした。当然その後続ける事はありませんでしたが、ネコを被る体験期間でいきなり宿題をやってこない時点で、さすがにウチの塾では続けていけないと判断しました。

もう一度くり返します。目標宿題忘れゼロ!

一、字はていねいに書く!ケアレスミスの原因、絶対に許しません


面談のとき壁に貼ってある生徒のテスト反省コメントをご覧になった保護者様はおわかりだと思いますが、字の丁寧さ・雑さは天と地ほどの差があります。

先日、他の教室の子ではありますが、とても字に(保護者が)悩みを抱える生徒が計算ミスを連発しました。私がその子のノートに途中式のお手本を書き、その書き方をマネさせると、とたんに正解率が跳ね上がりました。

お手本を示す前はミミズに石を落としてのたうち回った(グロい)字でしたが、ちょっと意識して書かせると、何と言うことでしょう、大変読みやすい文字になったではないですか。

ノートを狭く使い、何が書いてあるか瞬時に読み取れない文字で書かれた計算式、自分自身が読み間違えるのは必然でしょう。文字を丁寧に書くのが正解率に直結する事もあるという例でした。

文字を丁寧に書いても、実はさほど書く速度に違いが出るわけではありません。お習字じゃ無いのですから、丁寧に書くといっても案外スラスラ書けるのです。となればあとは意識の問題。今回は手元の文字にこだわって書いて貰うとします。

一、テストは満点合格!やりきることを体に叩き込め


各科目確認テストがあります。全て範囲が事前に指定され、モノによってはテストと同内容のプリントが事前に配布されるものもあります。

このテストで満点を目指す事が、最大の目標です。中3などは、テストの回数=授業の回数に近くなるくらいのボリュームです。

確認テストで満点を取るために授業を受ける。宿題をやる。暗記をする。目標が無いまま授業を受けるのは、生徒にとっても苦痛でしょう。非常にシンプルな理由で授業を受けてもらいたい、それが確認テストで満点を取るため、です。

当然、満点が取れなければ追試があります。でも、追試で満点を取れても全く凄くありません。勉強をした意味は多少あります。やらないよりやった方が良い、というレベルです。

細かい理由はさておきましょう。

初回で満点を取れるように準備をして下さい。「初回で満点」は非常に高いハードルです。何も準備無しでは決して取れません。いかに満遍なく前回の内容をマスターしてくるかが勝負なのです。だからこそ、そこに大きな価値があります。

ぜひ「確認テストは初回満点」を目指して下さい。それこそ期間中の確認テストをオール満点でこなせたら、どの高校だって行かれるでしょう(過去にトップ校へ行った生徒でも見たことがありませんが)。万が一満点を逃してしまったら、満点になるまでその日は帰らない、しつこくやっていくという姿勢で臨んで下さい。まあ帰しませんが。

まとめ


結局「夏特五ヶ条」と銘打ってはいますが、普段からクドクド言っている内容です。生徒ならそう感じるハズでしょう。

それが勉強の王道であり、塾に通う子がやるべきことの王道でもあると言うことです。宿題をやっていなくてもニコニコ授業を受けさせるような事はしません。確認テストの出来が悪ければガツンとお説教をします。私語は退場です。

だって、みんな勉強をデキるようになるために来ているのですから。
暑い夏、熱い教室にしたいですね。

あ、冷房は効いていますよ。

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