11 2016

テスト前日~家で勉強してない子は塾へゆけ

いよいよテスト前日です。昨日は1日自宅学習をして、本日は塾にこもって合計8時間の演習を行います。

自宅で勉強ができない子


本当は土日とも塾にガッチリ呼び出して行いたいところですが、色々と事情があるため土曜は自宅学習の指示を出した上で一日野放しにしてみました。なんだか動物園に飼育されている動物を野生に戻すかのようです。

それは言い方があまりに粗雑ですが、野生=自宅での学習が出来ないようでは困ります。塾では確かに1日3~4時間、土日は8時間以上の演習をしているものの、それ以外で何もしていなければ、「うちの子は自宅で何も勉強しない」というように見えます。まあ、自宅で勉強していないのは事実です。

さすがに保護者の方も、「塾から帰ってきたら何もしないで寝てしまう=自宅で勉強しない」と結論づける事はまさかないでしょう。塾から帰ってきたらもう勉強する時間ではありません。何しろどんなに早くても22時15~20分、1番遅く帰る子は○○時(自主規制)です。私は常々23時以降は勉強しないように言っているので、そりゃ帰ったら勉強はしません。というかLINEとかしてないでサッサと寝て下さい。

問題は学校から帰ってから塾までの時間です。この時間に何もしてないのは、自宅で勉強しないと結論づけて良いでしょう。学校から帰って塾までの時間に平均1.5時間勉強している子なら、2週間の対策期間で15時間にもなります。15時間は塾で勉強する5日分です。平日は2週間毎日通塾ですが、その子はなんと3週間毎日通塾したのと同じことになるんですよね。

こんな差、埋まるハズないでしょ?
で、実際にやっている子もいる訳です。

保護者の方が注目して欲しいのは、その「学校→塾」の時間です。それ以外に自宅で勉強をするのは不可能ですから、夜帰ってきてから勉強をするように促すのはどうかと思います。

もちろん夕方の時間自宅にいらっしゃらない保護者の方は見られない時間帯です。そういう場合はレコーディングノートをご覧下さい。ちゃんとやっていれば夕方にマーカーで記録があるはずです。

勉強をしていないのにサバを読んで書く子もいるかもしれないですって?大丈夫です、書き忘れて私にどやされる子はいても、多く書いて申請する子は何故かいませんから。

自宅で勉強しない場合は塾へGo


同じGoでもポケモンの1000倍マシです。

むしろ、私はよく自宅で集中できるな、と思います。家庭環境にもよりますが、自室の勉強机が片付いていて、教科書や参考書以外は本棚に無く、PCやスマホ、テレビなども無いストイックな部屋以外は、障害が多すぎて集中しろというのが無茶というもの。私は幸いにして同じ部屋に怖い兄がいたので、むしろそれが障害となって遊びに手が伸ばせなかったのですが。

でも、塾に来れば勉強以外何もできません。まさに天国(地獄かも)のような環境です。

周りには同じように勉強へ取り組む同級生や先輩・後輩に溢れていて、教室は緊張感が漂っていてとてもしゃべれる雰囲気でもないし、万が一しゃべったら怖い先生から一喝されます。(誤解の無いように言っておくと私は別に怖くはありません)

明日からテスト期間に入るため自習開放をしますが、帰ったらすぐに塾へ来ることをオススメします。テスト期間最大の敵は部屋のベッドです。雪山よろしく寝たら死ぬぞ!テスト終了は間違いありません。昼寝は禁忌です。

塾ならウトウトしていると怒られます。自習しに来るほどだから本来は褒められてしかるべきなのですが、それでも容赦なく怒られます。そういう規律の目があるのです。

定期テストの難易度なら、前日に根を詰めただけで数点伸ばす事が出来るのです。貴重な時間を塾で有効利用しましょう。穏やかに表現していますが、要は家でやらない子は全員来なさい、という事です。

質問の嵐


さすがに大詰めとあって、いつもなかなか質問しない生徒も活発に質問してきました。質問の質が低いような子もいて、そのあたり普段から質問の習慣が無い事が露呈してしまっているなあ……と感じます。

私の考える、質問するタイミングは2つ。

1.解説を読んでも納得がいかない場合

こちらは高度です。解説を読まずに質問してきた場合は突っ返しますが、納得がいかない場合は自分の考え方とズレているという事です。これは余程頭が柔らかくないと軌道修正が困難です。何しろ自分が正しい!と思っている確かな理屈があるわけで、それを一旦ひっくり返してあげないといけないからです。

自分の思い込みは強烈です。なかなか自分自身で崩すのは難しいですから、こちらがそれに気づかせてあげる手助けをしてあげます。これ、出来る子ほどプライドがあるので、慎重にやらなくてはいけません。そういう子はこのタイプの質問が多いのもまた事実なんですが。

2.解説が理解できない場合

よくあるパターンです。解説を読んだものの、ときおり省略されている部分で詰まってしまうことは多々あります。コレ、数学で多発します。また、解説の内容に知らない用語が入ってきて、それを調べるとまた知らない用語が出てきて、エンドレスリピート。こうなってしまうと時間がいくらあっても足りません。理科や社会の多くはこのパターン。

それなら人の手を借りるのが得策です。我々塾講師は説明するとき用語をちりばめて言う事は少なく、あらかじめ噛み砕いてやります。用語を含めるときは、無理なくその言葉が理解できるような物言いをするのです。同時に用語の意味もマスターして欲しい狙いがあるときがこれに当たりますね。

本当は分からない用語が出てきたら逐一調べながらやるのがベストです。でも、それは普段やっておくべき事であり、テスト前の限られた時間でやる訳にはいかないのが実情。時間効率を考えると質問するのが次善の策、ということです。

3.定義を知りたい場合

解説を読みながら理解を進めていくと、「結局○○のときは△△する」というルールがおぼろげながら見えてくると思います。これが固まったものが文法です。そういった細々したルールやコツ、判断基準などが欲しい場合に質問をすると良いでしょう。

例えば、今日受けた質問でこういうものがありました。

「These books are sold around the world.を受け身でない文に直すとき、主語を自分で補わなきゃいけないですよね。こういう英文みたいに主語を省略できるのは、どういうときなんですか?」

今まで彼女からこのタイプの質問が来ることはまず無かった(漢字の読み方とかはありましたが)ので、わずかな驚きとうれしさがありました。

質問の答えはさておき、ここで大事なのは、「テストのとき自分で判断しなければならない」ということ。模範解答に沿って考えているだけでは、その問題「は」解けますが、少し違う問題を見たときに判断ができません。自分で判断をする基準があれば、本番のときに困ることは無いでしょう。

このテの質問が増えていくほど、だんだん得点力が付いていきます。ようやくこの段階になったか~、と今後に期待できる一幕でした。

努力は理屈じゃないんですよ


先ほど「23時以降は勉強しない」と書いていながら手のひらを返すようですが、今日勉強が終わらないなら多少遅くなってでも勉強をし続けないといけません。理想はあくまで早く寝ること。でもそれは勉強も理想的に進んでいることが条件です。英語に予想外の時間がかかってしまい、音楽を勉強する時間が無い!なんて事態になってしまったら、四の五の言わず終わるまでやらないと音楽が壊滅確定じゃないですか。

経験として、夜中まで必死に勉強をすることの1つや2つ、あっても構わないと思います。それだけ死にもの狂いで得点を取りたい!と勉強するのも大事ですからね。

ただし、次の日に昼寝をしてはいけません。そうするとまた勉強を始める時間が遅くなり、時間が不足して更に遅くまで勉強をやるハメになるからです。サッサと勉強をして、夜になったら健全に寝て下さい。

残すところどんなに無茶をしてもあと3日。あと3日たてば自動的にテスト勉強は終わりなのですから、腹をくくって自分のベストを尽くしましょう。


さて、余談です。
私は大学受験勉強を含め、23時以降に勉強をしたことは1度もありませんでした。
計画的?いえいえ、諦めとも言います。これ以上やる事がないくらいまでは勉強をしていたので、得点もそれ以上は望めないだろうという諦めです。塾に行っていないと教材自体が不足するので、勉強する事が無くなってしまうのです。

分量も大したことありませんから、解けないものが無くなるまでやるだけ。予定も立てやすいというわけですね。入試のときなど、全ての教材を3周以上しましたが、これも教材がちょっとしか無かったからです。

そんな学生生活を送っていても、仕事では朝6時すぎまで泣く泣くテストを作っていたりすることもあるんですから、予定通りにやるというのは難しいものですね。
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