14 2016

面接セミナー終了

いえ、とっくに終わっているのですが、諸々忙しくてブログを書く余裕が取れませんでした。この言い訳から入るスタイルもどうかと思いますが、小心者なのでなかなか開き直れません。

ということで、去る10/9(日)に行われた私立中高進学相談会内で実施した面接セミナーの雑感です。

聴講者が殺到してしまった前回とは異なり、今年度は2部構成となりました。私は前でしゃべっていただけですので、正確な数はカウントしておりませんが、資料の部数から推察すると2部合計で170人程度の聴講者の方にいらして頂いたようです。

2回とも満席になり、更にスタッフや業者の方々が見つめる中、偉そうにお話をさせて頂きました。

そもそもですね、進学相談会を主催するメンバー・スタッフの皆さんは大ベテラン。その中では私はキャリア20年にも満たない若輩者です。重鎮の皆様が後ろにズラっと並んでいる中ドヤ顔で話をするのは大変気が引けます。

まあ、我ながら相当ドヤっていたと思います。

今回お話しした内容は3つ。

1.面接試験を正しく知る
2.受かる面接にするポイント
3.受かる面接の準備

面接試験は情報戦


まずシステムを正確に理解しておかなくてはいけません。面接試験を軽視したあげく不合格になってしまっては目も当てられませんからね。ただし、学力を上げる事が最優先ですから、勉強そっちのけで面接試験の練習ばかりするのも考え物です。

面接試験がどのくらい入試に影響を及ぼすのか。それは受検者の方々には実感できません。簡単に言えば、データを持っていないからです。

個人のレベルで手に入るデータ量には限りがあります。例えば、ある受検生が友達と情報交換したとします。

「お前、面接何点だった?」
「84点。頑張って準備したし、うまくいったんだけどイマイチだったな」
「あれ、俺も84点だったわ」
「マジで?じゃあそんな悪くなかったんだな」

こんなもんでしょう。
実は誰に聞いても84点だったりするんですが、それは彼らに分かることではありません。

実際、上の例えで出したのは小田原高校の結果ですが、実に90%以上の生徒が同じ点数でした。面接試験は準備にトータル10時間以上かかります。特に上位層ほど手抜きをせず、真剣に取り組む傾向にあります。それだけ準備をしても、結局同じ点ですからね。これなら面接試験自体やらない方がマシ……と考えている方もいるのではないでしょうか(一般論ですよ)。

他にも同じような状況の高校もありますので、そういった学校を受検する場合、面接試験に時間を取りすぎてはいけません。ただし、油断をしていると今年度は状況が一変する可能性もありますので、最低限の準備はしておくようにします。

セミナーでも話しましたが、情報戦です。そう考えると、現代の高校入試は通塾者が圧倒的に有利なのは否めませんね。私は塾に通ったことがありませんが、二十数年前はヌルい入試制度だったため、事なきを得たのでしょう。

面接試験の得点については、資料に残すのは問題があると思い、口頭の説明のみで済ませました。もし「私の志望校の情報は無いのか!」とか「もっとつっこんだ話を聞きたい」という方はメールを下さればコッソリお伝えします。

えーと、このブログってメールアドレス載ってましたっけ?
これを書いている最中には思い出せないので、↓にメールして下さい。
メール:ecole.tomita@gmail.com

受かる面接は2つのポイントで作る


毎年受検生に強調するのは、中身を充実させる事です。だから、私は面接マナーに関してほとんど指導しません。学校の先生はそれなりにマナーを重視しますので(その分中身の指摘は甘い)、いっそ学校に些細なことはお任せして、こちらは重要なポイントに絞って指導した方が良いと考えています。

就職試験は社会人としての質が求められるため、マナーや言葉使いは重要です。一方、高校は学習をする場ですので、努力に対して前向きな態度が求められます。ですから、言葉使いや態度は相手に失礼にならなければ良いレベルで問題ありません。

何しろガチガチに緊張しているはずですので、練習通りに行くとは思えません。私ですら、今回のセミナー1回目は緊張で手が震え、マイクを落としそうになるくらいでした(真実)ので、人生初面接の受検生たちは、詰め込んだことをアウトプットするのに必死でしょう。そんなとき、ささいなマナー面のミスに動揺してしまうと、最悪頭が真っ白になってしまいます。

だから、面接マナーは「失礼の無いように元気よく」だけ守っていれば気楽で良く、落ち着いて受けられるのです。

でも、この2つのポイントを忘れてはいけません。それは「具体性」と「独自性」です。

内容はセミナーでお話しした通りですが、志望動機に関して少々ぶっちゃけ話をしてみましょう。

実は、面接最難関校は「中堅の普通科高校」です。まず普通科という事で差別化をしにくい。加えて、明らかにレベルを基準に選ぶしかないという点もネックです。

そのため、本音の志望動機は「受かりそうだから受けた」となる生徒が多いのです。

さすがにそんなことは口が裂けても言えませんので、受検生は必死に動機をひねり出すのです。それが「勉強しやすい環境」とか「自然が多い」とか「少人数指導」とかありきたりな理由に繋がります。そんなのどの高校でも大体同じですので、他の学校でも使える志望動機になってしまいます。

ポイントは、その高校でしか通用しない志望動機にすることなのです。

セミナーでは時間が無かったのでお話出来ませんでしたが、私の実体験を例に取ってみましょう。

私の志望動機はごく単純です。それは「小学校の尊敬する先生の母校だから」です。小5・6年の担任の先生に憧れ、学歴を聞いてみたのです。私は当時学校の先生を志していたため、一にも二にも無く飛びつきました。先生と同じ学校へ行けば、同じようになれるだろう、と。

それが小6のときでしたので、実際に受けるまでの3年間他の高校の事を調べたことは1度もありません。友だちが受ける高校名を聞いても、全然場所が分からないような有様でした。

この志望動機は全く替えが効きません。その高校以外では何の意味も成さないのですから。
これが理想的な志望動機でしょう。もっとも、私は極端なヤツですので、あまり参考にはならないと思います。

ちなみにその学歴追っかけは大学受験まで続き、とっくに先生になる気が無くなっていたものの、初志貫徹(と言う名の記念受験)でその先生の出身大学の教育学部だけ受けました。結局入ったのは違う大学の物理学科です(教育全く関係なし/笑)。

閑話休題。

セミナーのレジュメに良い例も悪い例も載せてありますので、ぜひ参考にしてよい志望動機を作ってみて下さい。

面接の準備はお早めに


面接の準備として、最初に「学校説明会」への参加を取り上げました。ところが、公立高校の説明会は夏休みが旬なんですよね。時すでに遅し。

説明会に参加するときは「メモが必須」で、新聞記者よろしくメモを取りまくることが目的と言って良いかも知れません。

確かに、実際に足を運ぶことで空気は感じられます。ですが、どのような空気を感じたかは時間がたつと共に薄れていきます。それなら感じたこともメモをしておけば、いつでも思い出すことが出来ます。とにかく重要なのは「その場にいないと分からない事」をいかに手に入れてくるか。その1点に尽きます。でなければパンフレットやHPを見るだけでいいのですから。

メモをする習慣がないのはセミナーを聞いているときの様子で分かりました。今回のレジュメ、肝心なことがまるで書いていないため、私が話した内容やスライドの表示をメモしないと、あとで読み返してもサッパリ内容が分かりません。

一応私はセミナーの最初に「書いて下さい」とは言いましたが、意識の差の表れでしょうか、ほとんどメモをせずに聞いているだけの方と必死に書いている方に分かれていました。そして、聞いているだけの人の殆どが、中学生である事実。いいですか?面接試験を受けるのは自分ですよ?まさか親が書いているから自分はいいなんて思ってるのではないでしょうかね。

だから説明会に手ぶらで出かけてしまうのでしょう。

私の生徒がそんな状態だったら教室でブチ切れようかと思っていましたが、幸いにして皆真剣にメモを取っていました。さながら板書を移しているかのようです。

さすが飼い慣らされて良い習慣がついていますね。

保護者の方々は大変熱心に耳を傾けて頂いていました。面接試験の練習で保護者が相手になってくれると、練習が無尽蔵にできます。さすがにウチのような小さな塾でも10名を超えるメンバーを何度も何度も面接練習をする訳にはいきませんので(比較的沢山やる方ですけど)、家庭でやってもらえると鬼に金棒です。

ただし、面接官役に正しい知識が必要です。セミナーにお越し頂いた方々はバッチリ知識がついていますので、ぜひお子さんが泣くまで面接試験の練習相手になってあげて下さい。以前私が面接指導した子が泣き出した事がありましたが、熱心な指導に感動したうれし泣きでしょう(多分違う)。

さて、昨年も何件か面接試験についてブログを書きました。
ここにまとめておきますので、暇なときに読んでみて下さい。


面接対策の1回目についてはレポートしたものの、2回目以降は書いていないあたり、受験直前の忙しさが垣間見えます。どの記事もアホみたいに長いのでご注意下さい。

さて、ウチの塾の対策は年が明けてからです。それまでは説明会に行ったり、下調べをしたり、面接シートを書いたりしなければいけないので、細々した準備はあるのですけれどね。

身も蓋も無いことを言うようですが、面接だけ頑張ってもしょうがないので、まずは実力を上げるためにガッツリ勉強しましょう。結果的にアピールする内容がたくさんあった方が楽でしょうから。

という訳で、セミナーの雑感でした。
日々チョコチョコ書いていたせいで、書き始めて4日くらいたちました。もう最初の方に何を書いたかは覚えていません。文章を書く悪い見本ですね、やれやれ。
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