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30 2015

小学生こそ勉強に暗記を取り入れるべきです

私も定義としてはゆとり世代に該当します。ゆとり世代はとても幅広く、私のような30代中盤から今の大学生(確か2年生ですかね)までが該当します。なんとなくゆとり世代というと若く見られる事から、私は好んで生徒に吹聴していますが、残念ながら生徒はゆとり世代から脱却してしまい、そもそも「ゆとり」とかナニソレ状態ですのであまり効果がありません。

前フリはこのくらいにして、本題へ入ります。かつて詰め込み教育がさんざん批判された時代がありました。要は暗記重視の勉強では将来に必要な能力は育たないから、もっと幅広い教養を身につけるべきだ、というお話です。そうですね、確かに社会へ出てからは知識を披露する機会なんてありませんので、情報を活用したり、知識を元に考える能力が必要ですね。もし分からないことがあれば、ネットで検索をすることでいくらでも情報は得られます。いわば、百科事典を抱えて生活をしているようなものです。大変便利な世の中になりました。

ですが、1つ大きな疑問があるんですよね。
大人になってから必要じゃないものは、悪なんでしょうかね?柔軟な発想や情報活用能力が重視されるのはよく分かります。いわゆる「地頭」を鍛えておかないと、仕事をする上で不利なのは否めません。それは分かるのですが、じゃあ詰め込みが悪!という短絡的な発想はいかがなものでしょう。

詰め込み教育→暗記と解釈しましょう。何かを暗記することって、かなり重要な能力です。人より多くの知識があれば、それだけ使える武器が多いということ。たとえは非常に悪いですが、知識が無い人は刀1本で敵陣へ突進していく男気溢れる武士のようなもの。どんなに困難な事があっても頼れるものは刀1本のみ。対して知識豊富な人は、適材適所であらゆる武器を選ぶことができます。遠くの敵には大砲を、近づいてきたら鉄砲を、もっと近づいたら刀の出番、というように使い分けができます。

書いてから気づきましたが、はさみとかで例えれば良かったですね。わざわざ嫌いな歴史分野に足を踏み入れる必要はありませんでした。

もちろん知識だけ豊富でも、使いこなせなければ宝の持ち腐れです。しかし、大前提となる知識が無ければ、使いこなすどころの話ではないでしょう。「基礎」というのは、こういった知識がベースとなって作られていきます。

暗記が速いと人生イージーモードです


同じものを覚えるとしても、暗記をするスピードは重要です。これは、瞬間記憶のことではありません。瞬間記憶に優れていると、学校の単語テストなどを直前の勉強だけで乗り切る事ができるのですが、残念ながら定期テストレベルでは通用しません。暗記のスピードとは、長期記憶を作るのにかかる時間の事です。どのくらい手間をかければ使える知識にすることができるのか。これが速ければより多くの知識を身につけることができますが、遅い人はその分多くの時間や手間を要すこととなります。最終的に目指すゴール(覚えきること)が同じなら、速いほうが他の学習に手を出せるので、より密度の濃い学習が可能になるわけです。

ごく一部の人を除き、訓練によって暗記スピードを上げることができます。早い話が「慣れ」がものをいうのです。小学生のうちから何かを暗記することに慣れている子、例えば中学受験をした子などは、非常にハイレベルな暗記力を身につけています。その後の勉強でも、身につけた暗記スキルは存分に生かされることでしょう。この時点で、人生前半戦のリードは揺るぎないものとなります。これ、大げさな話ではありません。それだけ能力差があるよ、ということはぜひ認識しておいて欲しいです。

一方、小学生のときに覚えたのは漢字くらい、という子は本格的な暗記に取り組んだことが無いに等しい。自分がどの程度暗記に時間がかかるのかも自覚がありませんし、暗記方法すら分からないからとんでもないやり方を始めたりします。漢字練習帳に1つの漢字を1ページ埋め尽くすまで一生懸命練習する姿には心打たれるものがありますが、同時に同情をしてしまいます。ああ、なんてムダなことをしているのだろう、と。少なくとも、手が痛くなるまで練習をする時点で何かが間違っていると思って良いです。誰かちゃんとした方法を教えてあげて下さい。

暗記の力を上げる方法


正しいやり方で、経験を積み重ねるしかありません。大人なら一度は筋トレに取り組んでみようとしたことがあるかもしれません。素人知識でハードにトレーニングをしようとすると、必ず無理が来て体を痛めつけてしまいます。しかもペースも考えずがむしゃらにやるもんだから、筋トレ後に筋肉痛がひどすぎて今日のトレーニングは断念、その後もなんとなくフェードアウト……いやあ、苦い経験でした(←)。これ、先ほどの手が痛くなるまでノートを埋め尽くす練習法と同じです。正しいやり方なら、それほど負担をかけずに最大限の効果が得られます。

暗記をするとき負荷をかける場所は「脳」です。手首ではありません。定期的な入力と出力の繰り返しにより、効率的な暗記ができます。具体的に1つ例を挙げます。

次の日までに漢字を10個覚えたいとします。

では、ノートに漢字を何度も何度も練習します。1つの漢字につき1ページが目標です。たいていの小学生はここで心が折れ、手首が限界を迎えます。そりゃ暗記も嫌いになるでしょう。養われるのは忍耐力です。


何の修行やねん。


ということで、上の方法は最悪です。時間とノートとエネルギーの無駄遣いです。

まずは、漢字を見て正しい読み方ができるか、チェックをします。このとき、漢字を書く必要はありません(書いても良いですが、1~2回で十分です)。これを10分くらいで完璧になるようくり返します。

1時間後に再び読み方チェックをします。これは1回でクリアできると思いますし、苦手な子でも3回もくり返せば再度完璧になるでしょう。ここで、少し時間を空けたのがポイントです。1時間ぶっ通しでやるのではなく、少し忘れる時間が必要なのです。

次に、ひらがなを見ながら1回ずつ漢字を書いてみます。既に読み方を覚えるとき、漢字の形を何度か見ていますので、すんなり書ける漢字もある程度あるはずです。目標は半分くらいです。ここで書けなかった漢字をチェックして、2~3回読みながら漢字を練習します。読みながら書く目的は2つあり、視覚だけでなく聴覚も同時に使うことで、より記憶に残りやすいということ。もう1つは、複数の動作を同時にやらなければならないので、必然的に集中力が高まるためです。

そして、これを満点が取れるまでくり返します。重要なのは、1つの漢字を反復するのではなく、1つのセットを反復すること。つまり、何回もやるのではなく、何周もやるのです。1つの漢字を何回も書いているとき、全く脳に負荷がかかりません。ところが、何周もするときは常にテストを受けているようなもの。覚えたものを思い出すという操作を繰り返しているので、脳にかかる負担が大きい=覚えられるのです。

生徒たちにこの方法を教えると、漢字テストの点数がメキメキ上がります。他の科目でも同じように応用できますので、ぜひ実戦してみて下さい。

早いうちに暗記脳を作り上げていくメリット


中学生でも勉強するスキャモンの成長曲線を見れば一目瞭然です。脳のはたらきは、幼児期に急激な伸びを見せます。特別な勉強をするわけでもなくすんなり母国語を身につけていくわけですから、我々からすると異様なくらいの吸収力がある時期なのです。

また、小学生はあらゆる学問のスタートラインでもあります。習うことのほとんどが新しいことです。一方、中学生は小学生の知識をベースとした学習です。今までの学習軸に肉付けをして強固なものにしていくイメージです。やはり、脳にかかる負担は小学生の方が大きいですし、非常に柔軟な思考ができる時期でもあります。

暗記が苦手という人の問題点


暗記をしようとしないからです。

だから暗記が苦手なのです。やらなければできません。宝くじも買わなければ当たりません。犬も歩かなければ棒が降ってこない限り当たりません。

暗記法なんて人それぞれ、自分になじむ方法があります。それを言ったらキリがありません。ですが、暗記が苦手という人の多くは、正しい方法を伝授しても試そうともしない。何らか言い訳をつけてやろうとしない。少なくとも、暗記が苦手なあなたより、暗記をしっかりと経験してきた我々の方が正しい方法を理解しています。やらなければ自分にマッチするかどうかもわかりもしないのに、「それは自分には合わない」と意味不明なことを言います。心当たりがある人、あなたの勉強は終わりかけていると思います。で、最初の話に戻るのですが、こういう子に限って、将来こんな事覚えても役に立たないと言うのです。


いやいや、君まだ将来になったことがないでしょ。エスパーですか?予言者ですか?


覚えたことが全く役に立たないなら、勉強するわけないじゃないですか。それこそ将来の職種や趣味によっては、役に立つ人もいるのです。知識をつけない、ものを覚えない、暗記をしない、というのは、その将来の選択肢を自ら狭めているということ、そのことを理解しておきましょう。まあ、小さい子が自分の楽な方に逃げようとするのは当たり前ですので、保護者の方がいかに小さい頃から教え諭すかが将来の鍵を握っているわけです。

まとめ


暗記だけで問題が解けない、ということを、暗記をしなくて良いと解釈してはいけません。また、暗記から逃げる口実として、詰め込み教育の批判をするのも的が外れています。知らない知識があっては、問題のスタートラインにすら立てないのです。だから、暗記は相変わらず勉強の中心を占めているのは事実です。

暗記は経験がモノを言います。ぜひ、小学生のうちから「物を覚える」ことに慣れ、暗記脳を育てていって欲しいな、と思います。私も暗記は好きではありません。出来るだけ物を覚えないように勉強をしてきたつもりですが、それでも最低限の事は覚えました。暗記アレルギーにだけはならないよう、早いうちから対策を練っておくのがよろしいかと思います。
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