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21 2016

勉強をナメるな!テストの答えを覚える無意味さとは

土曜にやったファイナルテストの出来が悪い生徒が追試を申し出てきました。

本来土曜日のうちに完璧にしなくてはならない内容なのにも関わらず、このまま満点が取れるまでやり続けていたら午前様になってしまうのでやむなく自宅に帰したのです。日曜を挟んで追試をする以上、それはそれは完璧にしてくるでしょう。

嫌な予感はしていたのです。だから採点をするときちょっとした質問をぶっ込んでやろうと考えていました。

追試は英語の空所補充、いわゆる穴埋め問題です。日本語にふさわしい英語を埋めなさい的なアレです。

案の定サクっと全て埋めてきました。ちなみに英語が「超」苦手な子で、最近ようやく少しずつ点数も伸び、勉強時間もそこそこ費やすようになってきましたが……物凄く不安だったので、ある問題について簡単に質問をしてみました。

問題:あなたはあそこの木が見えますか。
英文:Can you see the tree          .

まあ、over thereですよね。それはちゃんと埋まっていたのを確認した上での質問。

「なあ、over thereってどういう意味?日本語言ってみ?」
「え……?わかりません」

ぷっちーーーーん

彼が「勉強してきた」という名目で覚えてきたのは、(2)の問題の答えにはover thereが入る、という事だけ。それが日本語のどの部分に対応しているのか、全く理解せずに、です。

「お前さ、この問題がテストで出てきたら解ける?
このファイナルテストの(2)だから穴が埋められるってだけでしょ?
このテストだけ出来て何か意味あるの?」
「無いです」
「数学は得意じゃん?じゃあ数学のテストで答え覚えてくるか?」
「絶対しません」
「でも、それはお前がやったのと同じだよ。勉強をナメてんじゃねえよ!」

というひとしきり説教をした上、正しい方法での再勉強・再追試を命じました。

その場を乗り切る勉強モドキをしている子は意外に多い


実は彼だけではなく、追試になった生徒の多くが程度の差はあれど同じような状況です。

覚える、の意味をはき違えているのです。

問題の答えを覚える、というのは最も無意味な勉強です。いえ、勉強にすら入れてはいけない作業です。私はそういう勉強をしてくる生徒には最も厳しく接します。その場を乗り切ることだけに時間を割くくらいなら、きっと睡眠時間を多めに取った方がまだマシ。それくらい害悪なのです。

間違えた問題の解き直しをするのに、ノートに赤ペンで答えを写して終わり。これと同レベルです。

穴埋めを間違えたら、まず空欄にあたる日本語は何なのかを確認する。その上で答えの英語を確認し、結びつける。前後の言葉に応じて形が変わっていることを確かめる。そして覚える、というプロセスを正しく踏んでいけば、テストで役に立つ知識を入れる事ができます。

折角覚えるのなら、問題文を覚えた方が100万倍マシというもの。むしろ推奨レベルです。

例えば、「摂関政治」をちゃんと理解したなら、答えが「摂関政治」になる問題文を作れるでしょう。問題文にはその言葉の意味が的確に含まれていないといけませんので、一問一答問題を(早い時期に)作るのはそれだけで有意義なのです。

さて、正しい勉強法を指導した上で件の彼は開放されました。勉強が出来ないのには理由がある、という典型的な例でした。

そういう視点で見るなら、数学はやはり英語に比べて勉強のやり方が単純だと思います。何しろ、解き方は問題が違っても共通ですから、同じ問題を何度か解くのが非常に有効です。一方、英語はその問題が出来るだけではダメ。正しい知識を不足なく持っていないと、周囲の単語がちょっと変わるだけでとたんに出来なくなってしまうからです。

ちなみに前述の生徒、私が中3の授業をしている間にサッサと帰りやがってくれました。これで明日何も準備無しにヘラヘラ登塾してきたら雷が落ちます。それはそれは激しいサンダーストームになる事でしょう。

明日は数学のファイナルテストの日。いよいよ勉強の足りない子は何時に帰れるんだろう、という状態になりますので、意味のある取り組みを……。
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