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28 2017

ケアレスミスを無くすために今すぐ直したい1つの習慣

我々塾講師が嫌というほど目にする、テストの反省ナンバー1はやはりコレ。

「ケアレスミスが多かった」

ごめんなさい、本気で聞き飽きました。レコーディングノートのコメントを見ても、「ケアレスミス」が飛び交っています。しかも、同じ子が何度も何度も何度も……もう何かの呪文にしか聞こえません。

まあ、体の良い言い訳ですよね、ケアレスミス。
「本当はできるはずなのに注意不足だから×になってしまった」
とでも言いたいのでしょうけども、毎回繰り返していては一向に得点が伸びません。

ケアレスミスが減らない原因


文字通り、「Careless=注意不足」なのは間違いありません。ではなぜ注意不足になってしまうのでしょうか。

それは、注意をする習慣が身についていないからです。

身も蓋もない言い方をすれば、全てにおいて「適当」だからでしょう。私はよくA型と間違えられるほど周りから見ると「いろいろ細かい」性格らしいですが、実は適当なので案外ケアレスミスが多い人間です。ブログにも誤字脱字が多い事から適当な性格が読み取れます。

それを客観的に自覚しているので、ミスが許されない場面では、かなり慎重になります。文章を書いたら読み直しますし、計算をするときはより確実な方法(=電卓)を取ります。定期テストはともかく、人生かかっている一発勝負の入試では、ケアレスミスの経験はありません(だからといって点数が高かった訳では無い)。

ケアレスミスが多い子は、このような特性のあることが多いようです。

・忘れ物が多い
・文字が雑
・反復練習が嫌い
・1つの事に没頭しやすい
・だから2つの事を同時にやるのが苦手

また私の話で恐縮ですが、小学生の頃は忘れ物キングでした。忘れ物が多すぎて前の黒板に名前が常時書かれていたレベルです。これは未だに治らない悪癖で、頭の中の優先順位が下位のものは存在感ゼロになってしまう思考をしているためです(メタ認知)。

放っておくと忘れ物だらけで信頼を失ってしまうので、あらゆる手段で忘れ物を防いています。最近のスマホやタブレットは優秀なので、私が忘れている事を思い出させてくれます。リマインダー万歳ですね。

このように、自分の性格や傾向を自覚し、しかるべき対策を取れば、注意不足によるミスの大部分は防ぐことが出来るのです。

ケアレスミスを無くすために有効なこと


小中学生が日常的にやっている事を通じて、ケアレスミスを減らすことが出来ます。

それは、答え合わせを厳密にやることです。

え?それだけ?と思うかもしれませんが、少なくとも私が観察している上で、答え合わせの正確性は学力と大きな相関関係があります。高学力層の生徒は、ほぼ全員が正確に答え合わせを処理できます。それに対し、低学力層の生徒ほど、答え合わせが雑になっている傾向があるのです。

答え合わせが雑なことによるデメリット


1.ミスがそのままになる
答え合わせを間違えてしまうことによる最大のデメリットは、間違えたものを○にしてしまうことで、ミスした問題が合っていた事にされてしまうことです。

本来×がついてれば復習できた問題が、○になった瞬間解き直しの対象から外れます。こうして解けない問題がそのままになってしまいます。これではテストの点が上がるはずもありません。

2.ミスをミスと感じなくなる
スペルミスを見逃したり、ピリオドが無かったりしたものを○にしてしまうと、いつの間にかそれが当然になってしまいます。いくつか例を挙げると、文頭が小文字でも○、aが抜けてても○、マイナスが無くても○、分母分子が逆でも○、などなど。

これに慣れきってしまった子が、テストのときになったらピリオドが抜けたことに気づくでしょうか?数学で文字が抜けた答えに気がつくでしょうか?

実はケアレスミスの大きな原因が、ミスをミスと感じなくなる習慣なのです。注意不足なのでは無く、そもそも注意すらしていません。答え合わせの段階でミスに気がついていれば、本番でも同じように見直したとき気がつくはずです。

答え合わせを丁寧にやる効果


まず、些細なミスを見逃さなくなるため、必然的に正しく答えられるようになります。根本的にミスをしなくなるのです。当然のことながら、これが理想的な状態と言えますね。

そして、万が一ミスをしてしまっても、見直しの際にミスに気づくことが出来ます。これは、自分がミスをする傾向を答え合わせの段階で掴めているからです。そう、私が忘れ物を頻繁にするのを自覚しているのと同じ事です。

「私はよく○○をつけ忘れる」
「僕はこのタイミングで符号をミスする」

こういった自覚があれば、その部分を重点的に見直しする事が可能です。お化け屋敷はどこで脅かされるか分からないから怖いのであって、「ここでお化け登場」とか看板が立ってたら怖くもなんともありません。むしろちょっと面白い。一体何の話でしょう。

それはさておき、見直すポイントが絞れているのは大きなメリットです。ただでさえ時間に余裕の無いテスト中ですから、全問イチから解き直すのは無茶というもの。ピンポイントで解決できれば限りなくミスを0に近づけられるでしょう。

答え合わせをするときの心構え


では、普段から厳密に答え合わせをするにはどうすれば良いのでしょう。

私たち塾講師は答え合わせのプロです。大量のテストを、速く、正確に採点していかなくてはいけません。○のものを×にするのは大して問題ありませんが、逆は絶対にやってはいけません(理由は前述の通りミスが見逃されるから)。

そこで心がけているのは、「ミスを探す」ということです。

基本的に「間違えていること」を前提に答案を見ていきます。表現は悪いですが、ハナから疑ってかかるということですね。間違えているものは無いかを見ていき、ミスが無ければ○、ということです。

「合っていること」を前提に見ていくと、見る目が甘くなります。答えの大部分が合っていれば、なんとなく○にしてしまいがちです。変な話、合っている事を期待しながら採点をすると、採点ミスが起こりやすくなってしまいますから、疑ってかかる方が結果的に伸びるのです。

「ミスを探す」鬼になる最終手段


なかなか自分の答案を疑ってかかるというのも無理がありますね。そこで、人間的にどうかと思うものの大変効果のある手段は……

「自分の大嫌いなヤツの答案を採点する」と思って答え合わせをすること。

我ながら大変ひねくれた性格をしていると思いますが、思ったより有効です、コレ。嫌いなやつなら、なんとしても×をつけてやろうと考えるはず。目を皿のようにして間違いは無いか探すのです。これならほんのわずかなミスすら見逃すことはありません。

慣れていくと、自分の答案を客観的に答え合わせすることが出来るようになります。こうなればしめたものです。なるべく早いうちに、それこそ小学生のときから出来るようにしておくと良いでしょう。

まとめ


演習をしている生徒を見ていると、答え合わせの質は人によって様々です。初めは適当に答えあわせをする(そもそもしない生徒もいます)生徒も、こちらが厳しく指摘をしているうちに正しく答え合わせが出来るようになります。それに伴って学力も向上して行くのが分かります。

「答え合わせ」という行為自体とても軽視されがちなのですが、そこにはミスの温床が隠れているのです。細かい部分に着目し、1つ1つ正確に答え合わせをする習慣が、ミスの無い答案作りに大きな効果を発揮します。

こんな日常的な事でケアレスミスが減るなら、実践しない手はありません。にっくき「ケアレスミス」を撲滅するため、厳しく答え合わせをしてみて下さい。

ちなみに、塾の先生たちの多くは「ケアレスミス」という言葉そのものが嫌いだったりします。語り始めるとキリがないので割愛しますが、そんな言い訳をしているようでは学力は向上しないよ、とだけ書いておきましょう。

エアロスミスなら好きですが。
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