-- --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
24 2017

勉強の慣性

泉中の中3理科は(珍しく教科書通りに)物理を進めていますので、「慣性の法則」が出てきます。
「慣性」とは、「物体に力がはたらかない、または力がつりあっているとき、静止している物体は静止し続けようとし、運動している物体はそのままの速さで等速直線運動をし続けようとする」という長ったらしい性質のことです。

一言で言うなら、「車は急には止まれない」でしょうか(若干違う)。

この慣性、日常の感覚でも十分に感じることが可能です。
教科書の例にあるとおり、電車が急に動き出したり、急ブレーキをかけたりすると、乗客の体が揺さぶられるのは慣性のはたらきによるものです。
もっとも、急ブレーキはともかく(人身事故でしょうか)、電車が急に動き出す事ってあるんでしょうかね?
運転の下手な人の車に乗ると、よく実感できると思います。

教科書的なものから離れると、自転車のこぎ始めによく似ています。
止まっている自転車を動かすには、「よっこらせ」と力を入れてこぎ始める必要があります。
止まっているものは、そのまま止まっていようとしますので、これに逆らう必要があります。
一方、いったん動き出してしまえば、今度は動き続けようとする勢いがあるため、発進時ほどの力は必要ありません。

車を1人で押すことも可能ですが、最初だけもの凄い力が必要になります。
その後は意外に小さい力で動かすことができます。
10年以上前で他の教室時代ですが、私の車で実演したこともあります(授業中)。

物体は、動き始めに大きなエネルギーが必要ということですね。
動き出してしまえばむしろ勢いがあるため、軽い力で動いていってくれます。

勉強も同じです。
勉強にも慣性の法則が働いています。

学校から帰り、ちょっと休憩します。
いったん休憩し始めると、もう動きたくありません。
その状態から勉強を始めるには、膨大なエネルギーが必要です。

保護者からの激励(罵倒)だったり、勉強しなくてはという心理的プレッシャーだったり、明日までに終わらせなければならない時間的切迫だったりetc...

よほど大きな後押し(罵倒)か大きな意思(ほぼ脅迫)が無ければ、たいてい勉強が始められない、という小中学生がほとんどでしょう。

ところが、いったん動き出してしまえばそのまま動き続けようとする。
勉強も、やり始めてしまえば気分も乗ってきますし、解ければ解けるほど楽しくなってきます。
いつのまにか数時間も勉強している……良い調子ですね。
こういったことを数多く経験することで、勉強するのが習慣になってくるというものです。

このような気分の乗ったタイミングで「ご飯よ-!」「お風呂入りなさ~い」などと声を掛けるのは得策ではありません。
いったん止まってしまうと、また動き出すところからやり直し。
あげくに「良い調子だったのにやる気失せたわ」などと言い出してしまうことも。
もうテコでも動かなくなってしまうかもしれません。

この勉強にはたらく慣性の法則、動き始めを簡単にするのは、たった1つの事なのです。
それが、「学校から帰ってきたらすぐやる」です。

せっかく学校に行って「動いている」状態を作ったのですから、その勢いを利用して勉強を始めれば良いのです。
特に部活動のなくなるテスト前はとても有効です。
何のためにテスト1週間前から部活動が無くなるのでしょう?
部活動で使っていた時間をそっくりそのまま勉強へシフトできたら、だいぶ家庭での勉強時間が増えますよね。
いったん止まるから動けなくなってしまうので、ぜひ学校から帰ってきたらすぐに始めましょう。
関連記事

勉強法 中学生

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。