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18 2015

高校生がハマりやすい間違ったテスト勉強

週末に高校生の試験対策を指導していましたが、目につくのは勉強法に大きな差があることです。上級生を見ていると、それなりに良い勉強方法をしています(そうやって指導してきたので当然ですが)。初めてのテストを迎える高1はとても個人差が大きい。その差は結局のところ、こちらのアドバイスに忠実にやっているかどうか、です。

そこで、これからテストを迎える高校生や、現在高校生でテスト勉強の仕方がわからなくて悩んでいる人(見てるのかな?)に向けて、これはやっちゃダメだろ、という間違った勉強法を例示したいと思います。ここに挙げた内容、当時の自分もやっていたものもあります。まあ、その立場にいる人には分からなくても、上から客観的に俯瞰してみると気づくこともあるんですね。

問題集が終わらない


一般的な普通科の高校生が学校から与えられる問題集は5冊程度です。コミュニケーションイングリッシュ(CE)、英文法、数学、理科あたりです。理科は学校によって違いますが、物理・化学・生物から1~2科目受講するはずですので、どれも問題集が与えられます。中学校の問題集と違うのは、書き込み式ではないこと。つまり、問題でびっしりと埋め尽くされています。非常に密度の濃い問題かつページ数もそれなりに多いので、計画的にこなしていかないとまず終わりません。

普段からコツコツ問題集をこなしていれば、間違いなくテスト前には余裕を持って終わります。試験範囲の問題集が一通り終われば、よほど苦手で無い限り平均点近くはいくでしょう。裏を返せば、問題集すら終わらない場合、平均点を取るのはほぼ絶望的だということです。

まあ、問題集を解き終わらないというのは、努力も平均に足りていないということです。同レベル帯の生徒が集まる高校での努力不足は、即結果に跳ね返ってきます。

高校の先生もそれだけは避けたいと思っているのか、最近は多くの学校で問題集を解いて提出するのが宿題になっているようです。宿題にしないとやらない生徒が多いのでしょう。それはそれで管理過多な気がします。自発的にやる生徒を評価するのが本来の絶対評価だと思うのですけれど。

問題集の答えを開いて横に置いている


数学ができなくなる最大の原因はコレだと思います。確かに高校数学は自力で解いていくのが大変なのは分かります。でも、数学は持っている知識をどう活用するかを考えるのが重要な科目です。解けなくても構いませんから、長時間悩むのも大事です。私もどうしても分からない問題を風呂の中でも考え、寝る直前も考え、翌朝どうしても分からず答えを見た、とうい経験があります。その答えを見たときの苦々しい気持ちといったら……アレです、武士が切られて無念!的な。ですが、その解答を見たとき、霧が晴れたように解法が頭にスッと入ってきました。

ツルツルな表面に色を塗ったり、文字を書くことはできません。が、あえてキズをつけてやることで塗料も乗りますし、文字もクッキリと残ります。悩みもしないで気軽に答えを見てしまうと、何も頭に残りません。悩みに悩んで頭にキズをつけてやり、解説を見て下さい。スッキリするとともに確実な知識として残ることでしょう。

ということで、誰でもできるカンタンな方法を。模範解答に輪ゴムをかけましょう。答えを見るには、輪ゴムを外して該当するページを開き、見終わったら再び輪ゴムをかける必要があります。これ、めんどくさいですよね。だから、気軽に答えを見ないようになります。だまされたと思ってやってみて下さい。

塾で暗記してる


いや……それ……家でやろうよ。

プリントを眺めているだけ


人によってはこれで暗記できる子もいるかもしれません。素晴らしい暗記能力です。ですが、モノを覚えるプロセスとしてみると、不完全なのは言うまでもありません。

特に、テストで得点を取る事を考えると、暗記は覚えるだけでなく、覚えたモノを引き出す作業を並行して行う必要があります。ほら、よくありますよね。しまいこんだものをしばらくするとどこにしまったか忘れてしまうこと。毎日使うモノの場所は把握していると思いますが、それはその都度「思い出す」作業をしているからです。記憶とは何らかの形で「覚える→思い出す」を反復しなければならないのです。これをくり返して覚えたモノは、多少時間がたっても忘れない、強固な知識に化けます。

世界史や日本史などは、ほとんどの先生がプリントを使って授業をします。ところが、社会はたいてい問題集がありません。だからテスト勉強=プリントを覚えるになるのですが、答えを眺めているのと変わらないので知識が付きにくいのです。

そこで、暗記ペンや赤シートのコンビの出番です。覚えたいところを暗記ペン(要はマーカー)でなぞり、赤シートで隠すとアラ不思議、用語が真っ黒になって見えなくなります。これで簡易一問一答問題集の完成です。というかこの暗記ペン&赤シート、高校生なら持っているのが当たり前だと思うのですが、違うんですかね。デメリットもあります。暗記ペンは緑色のマーカーですので、教科書やプリントが汚く見えることです。……教科書がまっ白な子やプリントがキレイキレイになっている子は暗記に難を抱える場合が多いです。暗記とは泥臭い作業です。覚えたもん勝ちです。

それでも教科書を汚すのがイヤだという人は、暗記フセンなる代物があります。フセンを貼ったところの文字が隠れる(当たり前ですけどね)ので、赤シートと同じ役割をします。答えはフセンをちらっとめくれば見られますし、フセンをはがせば綺麗な教科書やプリントに戻るという算段です。こちらもデメリットがありまして、フセンを大量に消費するというもの。以前教室のガチャガチャの景品(通称トミー賞)に暗記フセンを入れましたが、40枚ほどで300円くらいします。

高いっつーの!

暗記フセンはやや学生には不向きなやり方ですね。ですが、ウチの生徒はフセン愛好家が多いです。恐らく高3の彼らが後輩に布教したからでしょう。良いやり方を真似するのはとても良いことですね。

いずれにしても、ただ眺めるのではなく、隠してテスト形式という方法が良いということです。

ノートにまとめ直す※時期による


出ました、ザ・自己満足日本代表です。綺麗なノートに命をかけているのか、テスト直前になると美しいノートまとめを始めるパターンです。ウチの生徒はさすがにコレはやりません(中学のときから全力で阻止しているため)。これも暗記型の科目によくある勉強法です。結局のところ、問題集がないから苦肉の策でやり始めるのでしょう。

ただし、ノートまとめ自体の効能がかなり高いのは事実です。やる時期が悪いという話。先日倫理のノートをまとめ始めた生徒がいました。念のため声をかけ、ノートまとめをする理由を聞いたところ、こういう返事が返ってきました。

「自分でまとめ直すと知識が整理できて、理解できるから」

いやあ、高校生の鏡のような発言です。そう、ノートをまとめることで、点の状態でバラバラな用語が、1つの線につながれて使える知識へと変貌するのです。これがノートまとめ最大の利点です。私がその生徒を止めなかったのは、このような模範回答が返ってきたことに加えて、テストまで十分な期間があったからです。すなわち、早い時期にやると大きな効果が得られるのです。

もちろん直前にやっても無意味ではありませんが、終わりません。間に合ったとしても、終わったときにはすぐテスト。これでは定着する暇がありませんので、早く始めて試験範囲が公表されたときにはちょうど終わるくらいのペースで進めます。その後は暗記に精を出す、というのが理想的なペースです。

まとめ


問題集のある科目は終わらせる。ない科目はテスト形式に持ち込む。超絶短くまとめると、この2つを基本にすると点の取れる勉強ができます。そもそも参考書の存在を知らない現代っ子です。きっと、歴史の問題集を書店で買うという発想はないのでしょう。

そのうち参考書についても使い方を解説しようと思います。現役時代は参考書マニアでしたので、よく書店に入り浸っていました。上手く教材を工夫して、よいテスト勉強を実現して下さい。
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