07 2015

中学生がテストを受けるときにするべき5つのこと(特に中1)

先日達成度確認テストを実施しました。必死に採点をしつつ生徒の解いている様子を眺めていると、受け方1つで得点が大きく変わってくる、というのを感じます。どのくらい変わるかというと、軽く5点は変わります。

たった5点ではなく、5点も変わる、ですね。勉強して5点上げるのがどれだけ大変なのかを考えると、大きいですね。全科目5点変わったら、5科で25点もの大差がついてしまいます。

テストのたびに「ケアレスミスをしちゃった~」なんてほざいている中学生諸君、果たしてちゃんと理想的な方法でテストを受けていますか?

ということで、散々語り尽くされているこの話題、「テストをうけるときに何をすべきか」を今更掘り下げてみたいと思います。

1.始まったらすぐテスト全体に目を通す


基本中の基本ですが、意外と実践している人が少ない。何ともったいないことをしているのか、と感じています。
これは、目指す点数によって少々目的が異なります。

50点を狙う人は

ターゲット校の泉中学校に合わせて、50点満点で話を進めたいと思います。50点、すなわち満点を狙う人は、時間配分のために全体を見るのです。

このレベルの子なら、ひと目で簡単/難しいの判断が付く問題が多いでしょう。満点を取るには「終わらない問題」があってはいけません(当たり前です)。最も難しい問題を最後に持ってこないと、とんでもなく時間を食われてしまい、本来楽勝ははずの問題に落ち着いて取り組めません。

これが注意不足を呼び、果たしてケアレスミスが生まれてくるのです。

これを防ぐため、簡単な問題から解いていくと良いのですが、それには最初に難易度判定が必要になります。そのために全体を俯瞰することが重要です。

40点を狙う人は

ズバリ捨て問題を選定するためです。40点を取る生徒は10点分落としてもよい、ということです。このレベルの生徒には手が出ない問題が数問あり、それが5~7点分は存在するはずです。

ですが、それは先生の罠です。私もテストを作る際、上位層を想定したレベルの問題を必ず入れます。中堅層が解けないレベルの問題で、上位層の応用力・対応力をチェックするのです。

ところが、律儀な子ほど全問解こうとしてしまい、この罠にガッツリはまってしまうのです。本来解けるはずの問題を時間不足で落とすのはもったいない。だから、ハイレベル「すぎる」問題を切り捨てる必要があります。

30点を狙う人は

まあ、目標として最低限狙うべき得点の30点ですが、これが目標になるのはズバリ「苦手な人」ということになるでしょう。このレベル帯の子たちは、全体をざっと見て「これは解ける」「あ、これ○○で勉強した問題だ!」(by進○ゼミ)と確認をしておくと、落ち着いて解くことができます。

どちらかというと精神面でのメリットを期待できると思います。せっかく一生懸命勉強したのにパニックになってはいけません。全体を眺めて、自信を持って解ける問題が「ある」というのを確認できるだけでも落ち着いて解くことができるでしょう。

あとは全力で解けば良いのです。

2.簡単な問題はできるだけ速く解く


これは時間を節約するために欠かせない作戦です。テストはのんびり解いているからといって完璧にできるかというと、あまり関係がありません。簡単な問題は試験前の勉強である程度反射的に解き方も分かるようになっているでしょう。また、知識もスッとアウトプットできるようになっているはずです。

ここで時間短縮ができたら、残った時間は難問に全力投球です。また、30点代が目標なら見直しに費やしてもよいでしょう。

ただし、できるだけ速く解くのはリスクがあります。学生なら全員におなじみの、ケアレ=スミスさんがやってきます。アメリカ人ぽさがたまりません。

そのため、試験勉強をするときに速く解く訓練をあらかじめ重ねておく必要があります。本番に向けてのシミュレーションは重要。テスト勉強というのは、本番に備えた勉強の事です。いきなり本番で速く解こうとしてもケアレ=ス(略)の餌食になってしまいますよ。

3.難問は飛ばすorかける時間を決めておく


あらかじめ難問だと分かっていれば飛ばしましょう。最後にじっくり考えれば良いです。ところが、イケると思って取り組んだものの、どうにも答えが出ない、こういう問題も必ずあるでしょう。

この場合、気づかないうちにもの凄い時間が経過している事が多々あります。これを防ぐため、1問には○分までという取り決めをしておきましょう。同時に時計をこまめにチェックするのを忘れてはいけません。

入試のときは時計を持参する、コレは常識です。入試の時は携帯電話は触れませんし、教室の前に時計があるとは限りませんよ。(私が高校入試で私立併願を受けたときは体育館だったので遠くて見えませんでした)

4.問題文は特に指示の部分をよく読む


問題文を読まずに解く奇特な人もいるのですが、テレパシーの持ち主なのでしょうか。というくらい、問題文が見えていません。

所詮定期テストは問題量もそれなりですし、それほど長文ではありません。のんびり読んでいては終わりませんが、読む時間が無いわけでもありません。

多いのが、問題に書かれている指示を読み落とすパターン。
漢字で答えなさい
・○文字以内で答えなさい
・~のうち当てはまらないものを選びなさい
・~の中から二つ選び、記号で答えなさい

赤字で書かれた部分がよく見落とす部分です。先生もわざわざアンダーラインを引いてくれたり、太字にしてくれたりする場合があります。これだけ世の中が優しさに溢れているというのに、みすみす見逃していてはこの先が不安です。

こういう子が大人になって注意書きを見落として重大な過失を起こすのです。決して大げさな事ではありません。

5.見直す


非常に根の深い問題です。思うところをざっと書きますが、文章が拙いので真意を伝えられるか不安です。

さて、世の中の学生の多くはこう言います。

<パターン1>
先生:「テストが解き終わったらちゃんと見直しをしなさい!」
生徒:「見直しして直したら間違えちゃったからしない」

最多パターンです。さて、彼らには苦い経験があるのでしょう。確かに直したら元の答えが合っていた、なんて経験は誰にでもあります。

それは、見直しが原因ではありません。単に二択問題で敗れただけです。

つまり、この生徒は正しい答えに自信がなかったのです。自信を持って答えたものを見直す必要はありません。どうしても自信の無いところを考え直して違う答えにした、それだけの事です。確かに答えを変えなかったら合っていたかもしれませんが、それはたまたま二択問題に勝っただけのこと。勘と何も変わりません。

自信を持って答えられない問題は、いつ×になってもおかしくない。それは見直しをしたから間違えたワケではないのです。

<パターン2>
先生:「テストが解き終わったらちゃんと見直しをしなさい!」
生徒:「見直ししても同じ答えになるからしない」

数学などによく見られる返答です。いやいや、解き直して同じ答えになるなら、それは良い見直しができた証拠です。同じ答えになるのは、「同じやり方で解いている」ということです。解くたびに不安定な解き方をしているならそのたびに違う答えが出てきてしまいますから、同じ答えになる=自信を持って答えて良い、という事なんですよね。

ただし、「同じ答えになるけどそもそもやり方が違う」場合は自信を持って答えても×です。けど、それはテスト中にはどうしようも無いことですので、諦めるしかありません。

<パターン3>
先生:「テストが解き終わったらちゃんと見直しをしなさい!」
生徒:「めんどくさいからやだ」

人生を見つめ直して下さい。真剣さが足りません。

こんな返答をする子は超絶自信がありかつ頭が良い子か、救いようのない子だけでしょう。どちらもアドバイスが通用しないことに変わりはありませんが。

前者なら、満点が取れないと赤っ恥ですね。後者なら成績が伸びる見込みはゼロ。テストの点数を上げたい!と思っているなら行動をしないとスタートラインに立てません。勉強なんて、誰だって面倒くさく感じるものです。そう、私も好きではありませんし。

結局見直しすべきことって何?

学年や達成度によって変わりますが、まず今の時期に合わせて答えましょう。

中1英語ならば……
・アルファベットはていねいに書けているか
・bとd、pとqは間違えていないか
・ピリオドとクエスチョンマークはついているか
・文の先頭は大文字か
・逆に文の途中が大文字になっていないか(固有名詞は除く)
・語数の指定は守っているか(短縮する必要はないか)

中1数学ならば……
・加法と減法を区別できているか
・符号のルールはごっちゃにしていないか
・符号のミスはないか
・問題用紙の計算結果を正確に解答用紙に写しているか
・用語の漢字ミスはないか
・問題の指示は守れているか

中1国語ならば……
・漢字は丁寧にかけているか
・書き抜き問題で本文と異なる書き方をしていないか
・問題の指示は守れているか
・文末の表現は質問にふさわしいか

ざっと挙げてもこれだけあるのです。ですが、解き直しをしなさいとは書いていません。全て解き直しをする必要はありません。

見直しの本質は、ケアレスミスの撲滅、その1点です。上記の見直し項目以外のところでのミスは、ケアレスミスではなく重大なミスです。計算で数字を間違えるのは軽微なミスですか?7+6を15とするのはケアレスミスですか?

それは絶対的な計算量が足らない証拠です。今まで積み重ねたものが薄いことの結果なのです。でも、それは今更しょうがない。

テスト中にできる「見直し」とは、自分の実力が100%正しく答案用紙に反映されているかをチェックすることです。その上でダメなら実力不足ですし、十分な準備ができていたら満足の行く結果が出せることでしょう。


あくまでテスト中にできることに特化して、いくつか挙げてみました。これから初めてテストを迎える中学1年生は以上のことを胸に刻み込んで欲しいと思います。

ちなみに私は見直しをしない派でした。
これを、反面教師と言います。

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