10 2015

勉強をする場所は4つしかありません

昨日で試験対策期間が終了しました。泉中の生徒は全員2週間毎日通塾して勉強させられていたワケです。
まずは保護者の皆さま、お疲れ様でした。子どもたちが努力をするのは当たり前だと思っていますが、それは保護者の皆さまの協力無しにはなかなか実現しません。改めて御礼申し上げます。

さて、もちろんテストが終わったわけではなく。
むしろ中3は今日から、中1・2は明日からテストが始まるので、ようやく本番を迎えることになります。
テスト中は強制的に呼び出しをしませんので、レコーディングノートを見ながら自分の足りない部分や再確認したい部分を徹底してやって下さい。

毎日試験対策の勉強が終わるとき、私は生徒に講釈をたれるのですが、昨日はこう言いました。

塾は試験期間中13:30~20:30まで開放しています。
塾に来て勉強しようが、そうでなかろうがかまわない。

でも、君たちに勉強しないという選択肢はありません。
つまり、勉強さえすれば、どこでやっても良いということだね。

1つ言い忘れたんですよね、このとき。
「どこでやっても」良くはないんです。

中学生(もしくは高校生)が勉強をすべき場所は4つだけです。本日は勉強する場所についてのお話です。
最も望ましい順番で紹介します。

その1:家庭


理由は単純で、使える時間が最も長く、そして効率的だから。

自宅で過ごす時間は塾の比ではありません。普通の中学生ならば、自宅にいる時間は1日平均12時間以上。睡眠を7時間とっても5時間あります。もう、他のものと比較にならないくらい「自由な時間」があるのです。

また、移動時間もゼロ。起きて机に座るまで、余程の豪邸でもない限り1分くらいでしょうか?私は最短2秒だったことがあります。学生時代ではないですけれど。

この時間的効率が、家庭で勉強すべき理由の全てです。ですが、ほとんどの学生は自宅で勉強がはかどらないと言います。
くり返しますが、自宅で勉強をできるのがベストです。図書館は月曜がお休みです。塾も365日開いているわけではありません(私が死にます)。そういう状態のとき、「家では集中できない」などと言ってはいられないでしょう。

今回の試験対策でも、レコーディングノートをチェックすると、半数以上の子が塾にいるときしか勉強していない。確かに塾にいる時間だけで40時間程度ありました。40時間あれば大抵のテスト勉強は終わるでしょう。
ですが、暗記が苦手な子はそれだけ多くの時間が必要になるはずです。問題を解くスピードが遅い子は他の人の倍は時間がかかるでしょう。
学院生は全員毎日塾に来ています。そこに差はありません。あらゆる勉強に生じるスピードや達成度の差を埋めるのは家庭での勉強です。

ちなみに、自宅で勉強する方が集中できる、という子もたまにいます。一見素晴らしいことに思えますが、今までそのセリフを聞いた生徒で優秀な成績だった生徒はいません。つまり、「自宅のが集中できる」のではなく、「自宅に帰りたい」ということなんでしょうね。

その2:塾


自宅で勉強がはかどらない子の受け皿筆頭が塾です。塾の最大の特徴は、誘惑がないこと。そりゃそうですね、勉強する事に特化した施設ですから。

また、先生の目があるので、ふざけることもできません。ウチの塾は(というか、どの塾でもそうだと思いますが)自習しに来て喋っている生徒は即刻退場です。喋っている生徒の勉強ができなくなるのは当然ですが、それは自業自得。何より勉強をしに来ている他の生徒に迷惑です。

質問ができる環境というのも魅力的ではないでしょうか。そこは自宅での勉強よりメリットが大きいところですね。


唐突に思い出しましたが、かつてテスト当日に「朝練」と称して6:00~8:00まで勉強会をしていました。8年ほど前に止めてしまいましたが、なかなかスリリングな勉強会でした(早起きできるか的な意味で)。前夜に勉強したものを再確認する良い機会になりますし、テストの時間までに完全に目が覚めるというメリットも見逃せません。

当時担当していた教室と自宅が近かったので、ベッドtoドアで10分だったからできたのかもしれません。誰かからリクエストがあったら復活させようかな……

その3:図書館


受験生と言えば図書館。図書館にこもって一日勉強するなんて、とても格好良いではないですか。
その実浪人生のたまり場だったりします。あまり現役生は利用しません。

近所のかもめ図書館なら、個人用のブースが設置されています。あそこはオススメです。それに比べて大机を4~6人で併用するスペースはちょっと避けた方が良いでしょう。居合わせた人たちがウルサイ可能性があります。受付から最も遠いスペースにあるため、かなり無法地帯になっているのもよくないところ。

ときどき談話室で勉強道具を広げている子たちを見かけますが、果たして「談話室」の意味を理解しているのでしょうか。勉強しなきゃいけないのに談話してどうすんだよ、と休憩している大人たちは思っているのでしょう。ほほえましい光景です。

冗談はともかく、個人用ブースが確保できるなら図書館はオススメです。塾が閉まっている土日に集中したい!というなら、朝9時の開幕ダッシュに参加しましょう。おそらく9時10分には満席になってしまいます。

かもめ図書館は、泉中生にとっては多少距離のある場所です。それがデメリットですが、同時にメリットでもあります。自転車で30分弱かかります。それは、気軽に行かれる場所ではないことの裏返しです。「せっかく遠くまで来たんだからちゃんとやろう」という意識が働きやすいのも事実です。

とまあ、昨年私のススメに乗って実際に言った受験生の話を参考にしてみました。

その4:学校


休み時間や放課後を利用して勉強するのもアリです。そもそも学校は学業が本分、勉強しないテはありません。

その際、気をつけなければならないことがあります。

1つは心ない友人の目。休み時間に勉強していると冷やかす輩がいます。色々と言いたいことはありますが、ぐっと飲み込んでおきましょう(危険です)。

ただ、私が高校生だったときは、勉強していない方が少数でした。ぜひこちら側に来て下さい。

もう1つは複数人でやってしまうと効果が薄れる点。勉強は一人でやるのが最も効率的です。他人の存在は基本的にマイナスです。自分の周りが全員自分よりレベルの高い生徒だった場合はメリットが大きいですが、そうでない場合、少なからず足を引っ張られると思っても良いでしょう。

勉強場所として不適格な場所


上記4つ以外、全部です。

例えば自習の聖地スタ○バックス。主に高校生が勉強していたりしますし、たまに意識高い(笑)中学生も勉強しています。あんなざわついた場所で集中ができるわけがありません。事実、集中して勉強している様子を見たことは皆無です。わざわざお金を払って狭いコーヒーテーブルに勉強道具を広げても良いことはありません。

ああいった場所で勉強している学生は、「ス○バで勉強してるぼく(わたし)カッケー!」とアピールしているだけですので、決して真似をしないように。あそこはMacを広げてドヤ顔をするための場所です(悪意はありません)。

ファミレスも全く同じです。

そして、誰かの家もまた、勉強する環境としては最悪です。どの塾の先生に聞いても、「友人との勉強会」はやるなと言うでしょう。百歩譲って、友人が集まりつつも誰も一言も発せず集中して数時間勉強ができる、という環境ならば良いでしょう。想像しただけで不気味です。なら各自の家で勉強をすれば良いだけの事じゃないでしょうか。


勉強は本質的に一人でやるものです。そこに誰かの助言や助力が必要であったりすることもあります。その相手は同列にいる人間でなく、能力的に上の立場にいる人でないといけません。その子に最適な手立ては何かを捉える力は、友人同士では計り得ないからです。

2週間やってきた塾の試験対策ですが、全員を呼び出しているので、多くの人数の中での勉強でした。これは、一人で勉強すべきという理屈に反しています。だから、こちらで生徒に課したのは「生徒同士の会話禁止」です。こうして勉強において理想的な場所を提供できるようにしました。

それがキッチリ守れていた人は良い結果をたたき出してくるでしょう。影に隠れてコソコソ話をするような人は、それにふさわしい結果が返ってくると思います。得点の差とは、つまるところ「意識」の差。その「意識」の事を、世の中では「やる気」と言うのです。
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