18 2015

テストがだんだん難しくなっている!?平均点が低いテストへの対処法

ウチの教室のターゲット校は、小田原でも一番テストが簡単なのではないか、という時代がしばらく続いていました。ちょうど教室がオープンした9年前はまさにその全盛期(?)で、今大学3年生になる代のSクラスでは45点を切ったらバカにされるレベルだったのです。

今は昔、泉中学校のテスト難易度はどんどん上がってきています。ここ数年、国語と技術の平均点が低く、小田原屈指の難易度を誇るテストです。技術とか、余程コンピュータに長けている子じゃないとちんぷんかんぷんなのではないでしょうか。そのおかげで私の授業を受けた生徒は美味しい思いをできるので、この高難易度路線はぜひ継続して頂きたいところではあります。

生徒 「16進数とか将来使わないよね~」
私 「毎日使ってるけど?」

※普通使いません

そして今回の第1回テストでは、中3英語の平均点が極端に下がりました。まだ全科目返却が済んでいない(本日完了するはずです)ので断言はできませんが、ここ数年に無いレベルで低いようですね。こういった「平均点が異様に低いテスト」へどう対処するかを考えてみます。

難しいテストを作る先生の狙い


学校の先生の狙いはただ1つ、「難易度が上がった神奈川県公立入試に対応できるテストを作る」ことでしょう。学校の問題が簡単すぎて入試に対応できない、という批判を目にする機会がたびたびあります。学校の先生にとっては耳の痛いところでしょう。

学校の先生もプロです。批判にさらされて黙っているワケにもいきませんから、どの科目も徐々に難易度が上がってきているのを感じます。私は塾の先生が優れているという考え方は持ち合わせていません。学校の先生のポテンシャルをナメてはいけません。

神奈川県の入試難易度が下がるということは考えづらいでしょう。この傾向が続く限り、学校の先生は今後も難易度を上げていく姿勢であるのは容易に想像ができます。

よく入試を研究している先生は、闇雲に難易度を上げるようなことはしません。今回の英語の問題を見ても、単語や教科書本文を安易に出題していないだけ。英語の実力養成がされていれば、充分に対応できるテストだと思います。むしろ、生徒の学習クオリティによって差がつきやすいので、相対評価に大変マッチした問題と言えます。全員満点近くでは成績をつけようがないですからね。

絶対評価で平均点が低いのをどう処理するかは知りません。全員2とかにするんでしょうか。

難しいテストを攻略するヒントは授業にアリ


学校の授業はポイントを見きわめるための時間です。授業を漫然と聞き、ただ目の前の板書を写すだけでは授業を活用できているとは言い難いと思います。

授業で聞いていない内容はテストに出ません。また、教わっていない要素は出ません。難しい問題を出題するなら、先生は相応の準備をするように促します。先生の板書だけではなく、説明の細かい部分や先生の強調した部分を聞き逃さず、すかさずメモをする習慣をつけましょう。

授業中先生が話しているときは、先生の表情に注目します。先生がテストに「出したい」ところを説明するときは、表情に何らかの変化があります。これは教えるのを生業とする人間の性でしょうか、テンションがあがる先生もいれば、表情が険しくなる先生もいます。とてもうれしそうな、いたずらっ子のような表情をする先生もいるでしょう。

特に、余談のような話がポイントです。「これは難しいから~」なんて先生が言ってたら、それは「満点取りたいならちゃんと聞いてなさいよ」と言っているのと同じです。

範囲表に書いてある内容を漏れなく勉強する


もし授業で全く扱っていない内容が出ているとしたら?
ちゃんと範囲表に書いてあるはずです。範囲表にプリントと書いてあったら、当然そこから出題されます。そのプリントに先生が教えていないような応用問題があっても、範囲表に書いてあるのだから出題されますし、文句は言えません。

問題集のみに気を取られ、先生のプリントをおろそかにする生徒はとても多いです。それはテストでの失点に直結してしまいます。教科書があるのにわざわざプリントを作る理由を考えれば分かります。

教科書以外に教えておきたいことがあるから。
そして、テストに出すつもりだから。

範囲表に書いてある内容はくまなく勉強する習慣をつけましょう。それが思わぬ出題をゼロに近づけ、失点を防ぐ方法です。

範囲表にある「応用問題」にご注意


よく範囲表で目にする「応用問題」という出題内容ですが、これに何の対策もしていない生徒がいます。何が出るか分からないのだから何をしたらよいか分からない、というのももっともですが、戦う前から白旗を上げてしまうのはもったいない。

応用問題とはいえ、試験範囲と全く関係ない問題が出てくるはずはない。ならば教科書準拠の問題集から離れた実力を養成するタイプの問題集に取り組めば良いのです。例えば、今回の泉中3英語の問題は「受動態」と「現在完了(継続)」が中心でした。NewHorizon準拠問題集ではなく、文法を体系的に学習できる問題集の該当部分を解き直しまで含めて徹底演習するのが正解です。

文法の最終目標は、自分で文を作り、表現ができることです。この能力は公立高校入試にも通じます。これを日常の勉強に取り入れ、自由自在に使いこなすことが出来るようにしてあれば、多少の応用問題が出たからと言ってジタバタすることはなくなるでしょう。

でも。

「応用問題」は何を出しても許される、という免罪符ではありません。一部の先生は勘違いしています。入試問題からそのまま引用するのは定期テストの役割を逸脱しています。

定期テストは、教科書の内容を的確に理解しているかを測るものです。先生は教科書内容を生徒に理解させるのが仕事です。定期テストもその先生の授業内容にふさわしいものであるべきです。教えてもいないことをテストに出してふんぞり返る先生がいたとしたら、本来の役割を放棄していると言わざるを得ません(あくまで仮定の話です)。

今回の泉中3の定期テストは、そういった悪質なテストとは対極にある良質な問題です。中2の復習から中3の新しい文法事項までバランス良く取り入れ、単純な知識を問う問題から、知識を使いこなして英語表現をさせる高度な問題まで網羅しています。まさに英語の総合力が試されるテストです。

平均点が低かったのは、単純に生徒の実力不足です。学校のワークを終わらせる「だけ」、単語を覚える「だけ」、教科書を読む「だけ」などの頭脳に負荷がかからない勉強しかしていない生徒を見事にふるい落とすテストでした。きっと、その平均点に頭を悩ませているのは我々塾の先生ではなく、学校の先生でしょう。今後、中学生たちの英語力を伸ばすための手立てを繰り出してくると思います。それは先生が生徒たちに期待を寄せる証拠であり、生徒はそれに応える努力が必要です。

自塾の生徒へのお説教


残念ながら、ウチの生徒たちはまだまだ能力的に負荷をかけた勉強が不足しています。過去問演習も含め、簡単な問題しか解いていない上、暗記に対する執着が不足しています。今回目標点に達していない生徒は、まずテスト直しをすること。

テスト直しの目的は、分析と反省の2点です。

分析とは、テスト問題に出題されている内容はどこから出ているかを考えることです。ちゃんと分析が出来れば、全ての問題がどこから出題され、どの知識を要求しているのかを見抜くことが出来ます。

次回のテスト勉強を行う際、何を勉強したら良いのかはこの分析結果から自ずと決まってきます。「ヤマをはたらかせる」のは、何を勉強すれば良いかが分析に基づいてハッキリ分かっているからできる芸当なのです。

反省は、分析から得られた出題内容のうち、何が自分に足りない部分かを考えることです。例えば、「プリントから英作文が出題されていたのに、そのプリントの演習が不足していた」ということ。このような反省ができれば、次回それを見落としてしまうことはありません。

「勉強時間が短かった」とか「昼寝してしまった」というのは反省ではありません。反省とは、そんな次元の話ではないのです。

中3生は明日の授業で猛反省をしてもらいます。
修学旅行前に嫌なことは全て済ませてしまいましょう。

京都……また行きたいですね(5回行っています)。
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