07 2015

学校の授業を聞かないから実力が低いのです

ウチの中学生の中でも比較的良く勉強をする中2。今も自発的に残って学校の課題をやっている生徒がいます。勉強のやり方も素直ですし、よく我々の話も聞きます。

そんな彼らですが、授業をしていて強く感じるのが、「学校の授業を聞いてないな~」という事。必ず「学校でどこをやっているか」を聞きます。学校密着授業なので、常に学校進度は意識をしなくてはなりません。ところが、それに対する答えが曖昧なのです。授業を聞いていないことを指摘すると、決まって「聞いても分からないから」と言います。

それはただの思い込みです。理解しようと思って聞いているかどうかの差でしょう。これだけ塾では真剣に授業を聞くことができるのに、なぜ学校だと授業を聞くことができないのでしょう。貴重な学習機会を自ら失っていることにいつになったら気づくでしょうか。

塾は1から10まで全てを教える場所ではありません。単純に比較して学校の1/4程度しか時間が無いので、要点とテクニックをいかに伝えるか、この1点に専念します。

塾では重要な場所に特化されてしまいますから、必然的に、枝葉の部分は学校で学習せざるをえません。ひょっとすると、学校の先生が教科書に書いていないことを説明するかもしれません。学習内容全てを網羅するためには、学校の授業を欠かすことはできないのです。

学校のテストは、生徒の実力を測ると同時に、学校の授業をいかにちゃんと受けているかを測定する役割もあります。デキる子はそれを理解していますから、学校の授業を大事にします。学校の授業なんて聞かなくても大丈夫なんていう生徒は、うぬぼれ以外の何ものでもありません。もっと自分の器を知るべきです。


少しだけ私の話をしましょう。私は塾に行きたくても行かせてもらえなかった類の学生でした。そういう子にとって、学校の授業は生命線です。中には教科書を読んでおけば何とかなる科目もありますが、やはり学校の先生の解説があると理解の深さに差が出ます。当時は(というとすごく昔に感じますが、たった20年前です)現在ほど授業を聞いていない生徒はいませんでしたが、それでも静粛とはいきません。そういう雑音がすごく邪魔に感じましたし、先生の話を遮るような生徒に対しては怒りを通り越して哀れみを感じていたほどです。

もちろん、先生によって魅力的な説明をして下さる方もいれば、眠気を催してしまうようなモスキートレベルの声で授業をされる先生もいました。それでも、塾に行っていないから聞くしかありません。理解をしなければ取り残されます。塾に行っている生徒が勝ち誇ったように習った知識を披露するのが迷惑でした。こちらは先生の話を聞きたいのです。

塾で習ったからという事実に甘えている生徒は、客観的にはそう思われているのです。せっかく塾に通っているのだから、増えた勉強の機会を有効利用すべきです。塾で、学校で、そして自宅で勉強をすれば、身につけた知識は3本の矢のごとく強固なものになるでしょう。もっと学校の授業を良く聞き、塾で習っていないこともどんどん吸収をすべきです。


ちなみに、私は学校の先生を無条件で尊敬していました。その理由は非常にシンプルです。

「先生方はみんな自分より頭が良いから」

中学生が馬鹿にしている先生たちは、中学生のそれとは比較にならない程の努力を積み重ねてきました。努力をしていない人間が努力をしてきた人間をどうこういうこと自体、何かが間違っていると私は思います。努力の実績がある人間の言うことには裏付けがあります。その教えを軽視しているようでは、いつまでたっても質の高い勉強はできないでしょう。

まずは先生の話にうなずくことから始めてみましょう。損をすることは1つもありません。
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