03 2015

ネイティブと英語で楽しむ!よみうりランドのイベントに参加してきた前編

小学生の英語強化カリキュラムの一端として昨年から取り組んでいる「ネイティブと英語で楽しむ!よみうりランド」のイベントを実施しました。小学生は夏期特訓授業の一環として全員が、中学生は希望者や推薦者が参加しました。

昨年度も実施しましたが、私は小田原駅までの送迎だけでイベント自体は不参加。小田原駅でお見送りという寂しいことになっていました。やっぱり実際にイベントへ参加して空気を感じないといけないでしょう!と思いまして、今年は引率として参加できました。昨年に引き続き参加をしている生徒も何名かいて、ある意味私よりベテランということになります。

いきなり嫌な予感


ウチの教室の生徒は全員螢田駅に集合して、私が小田原まで連れて行くプランです。早朝7時代の集合でしたので油断をしていました。集合時刻の20分前につき、とりあえず目立つところにいないといけません。下り線の改札は日陰に入ってしまうと陰に隠れてしまうので、日なたに仁王立ちです。これがまた半端ではなく暑い。世の中の電車通勤の方々はこんな気温の中活動しているのか、と考えると恐ろしい……

結局全員が集まるまでのたった20分間で既に汗だくでした。今日一日最後まで持つのかが不安でしかありません。

大抵小田原駅集合のイベントを行うと誰かが遅れるのが相場でしたが、本日は順調に集合してくれました。道路も思ったよりスムーズで、予定時刻より20分近く早くよみうりランドへ到着。全員フリーパスのシールをもらい、胸の部分に貼り付けるのですが、ここで個性を出そうと帽子に貼ったり袖口に貼ったり中のTシャツに貼ったりする子も……もれなく入口で注意を受ける羽目になりました。

合い言葉は”Don't be shy!”



園内の木陰に生徒を誘導していくと、そこにはネイティブのコーチたちが待っていました。年齢を正確に聞いたわけではありませんが、おそらく22~25くらい。比較的生徒に近い年齢なので、溶け込みやすそうです。

コーチたちは6~7人。まずフレンドリーに挨拶を交わし、挨拶を返した子にはハイタッチをして盛り上げていきます。いえ、まずは空気を作って盛り上げていこうとするコーチたちの采配なのでしょう。そんな中、ぼそっと私につぶやく子が。

「あのテンションについていけなさそう……」

いやいや、あんなハイテンションが素の状態だったらどんだけ頭の中ピーカンなんだよと。緊張しているであろう子どもたちを和ませるために、あえてテンションを上げているのです。だったら、その勢いに乗っかるのが場の空気というもの。特にウチの教室の小学生は引っ込み思案な子が多いですから、こういうチャンスに乗じないといけないんですけどね、本来。

一通り挨拶が終わると、イベントのルール説明です。代表で説明してくれたのはイケメンなKコーチ。この方、ダントツに子どもとの接し方が上手いのです。普通にネイティブがしゃべったら我々大人でも何割かしか理解できない。当然英語経験が殆ど無い子どもたち相手なら言うまでもありません。結構遠慮無いスピードで英語をぶつけてくるコーチもいるなか、彼は適度に間を設け、肝になる部分ではくり返し、小学生の頭に多少なりとも英語が刷り込まれるようにコントロールをしていました。

言語は違えど、その方法論は我々が子どもに対して指導するときと同じです。Kコーチは私より1まわり以上若く、2まわり以上イケメンでしたが、一発でココロをつかむテクニック(まあ、彼はイケメンですし)は大いに勉強になりました。

コーチが強調していたのは、”Don't be shy!”の精神です。日本の方は奥ゆかしく、会話をするとき目を合わせすぎないようにすることが多いですが、彼らはそうではありません。ガンガン視線を合わせ、直接的に語りかけるのが普通です。

参加者の殆どが小学生。そして、中学生といえど学校教育を受けているだけではまともな英会話など成立し得ない。それは当たり前なのです。

「英語が分からなかったらどうしよう」
「なんて言っていいのか分からない」
「黙っていれば何とかなるだろう」

それは英語に限ったことでは無いでしょう。きっと、そう考えてしまう子は、全ての学校の授業で同じ考え方をしているはずです。誤解を恐れずに言うと、その考え方が学力の向上を妨げている最大の原因です。

だからビビっていてはいけない。”Don't be shy!”なのです。

フィールドイングリッシュ



生徒たちがA~Fの6つのグループに分かれ、各コーチと5分ずつの会話をします。その後ローテーションして、各グルーブが全てのコーチと順番に会話をするのがフィールドイングリッシュです。

私も子どもたちの後ろについてその様子を写真に撮ったり、ニコニコ眺めていたりしました。生徒へは「先生は言ってること分かるけど、君たちに訳してあげたりはしないからね」と念を押してあります。ただ、それは彼らにとって逃げ道のないとても恐ろしいことのように感じていたようです。

何しろ殆どコーチの言っていることが分かりません。出来の悪い漫画のような「ペーラペラ、ペラペラ」という擬音語がしっくりくるレベルです。コーチも身振り手振りを交え、何とか子どもたちへ歩み寄ろうとしています。子どもたちからしたら、ネイティブの方は「何を言っているか分からない人」という潜在的な恐怖を感じる対象なのでしょう。ですが、それは向こうにしても同じ。「何を言っても分かってくれない人」というモンスターなのです。

そこで重要なのが歩み寄りでしょう。連想ゲームみたいに彼らのジェスチャーから想像し、日本語で返してもよいのです。もちろん日本語のままではダメですが、コーチはそれを英語で教えてくれます。それを真似して言うことができたら、それはコミュニケーション成立です。

ウチの生徒はとことんシャイすぎます。コーチと目を合わせるのも難しいようですが、日本語の通じる私たち(当たり前ですが)でさえ、目を見ないと真意はつかめないのです。ましてや異言語を話す人たちですから、目や表情、アクセントから何となく伝わってくるメッセージを受信しなくてはなりません。自らそれをシャットアウトしてしまえば、コミュニケーションどころではありませんね。

コーチの頑張りもあって、少しだけ答える事ができるようになっていきます。もちろん単語レベルですし、相手のお手本をくり返すだけ。それで良いのです。何より歩み寄りが大事ですから。

その中でも1人、決して英語経験があるわけでもない女の子が奮闘しています。思うに、この子はとても耳がよい。コーチの英語を良く聞き取っています。それは、意味が分かるかどうかではなく、真似をして答えられるかというところで、他の子と圧倒的な差がありました。コーチが教えてくれた英語を一生懸命に真似して、大きめの声で返していました。

ですが、頑張りすぎたのか、暑さのせいなのか、少々具合が悪くなってしまいました。一時ブレイクして、救護室へ連れて行きました。それにしても救護室の天国っぷりはダテじゃありません。しっかり温度管理された冷房下です。

1日のうち23時間30分は冷房下にいる私にとってもちょうど良い休憩になりました(家の廊下、トイレ、風呂、車までの徒歩時間以外は冷房を必ずかけます)。子どもたちに「こまめに水を飲めよ!」と言っておきながら、私はずっと飲み物を買えずにいたのです。財布に万札しか無いという大失態をおかしてしまい、まあスイカでも使えるだろうとタカをくくっていたら、基本的に駅以外でスイカを実装した自販機などないという現実に直面していたからです。

図らずも二人して回復し、再出撃です。すでに他のメンバーは次のプログラムに入っており、まずは彼らと合流するところからリスタートしました。


長くなったので次回へ続きます。
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