05 2015

模試は判定だけ見ても意味ナシ!正しい模試活用のススメ(ダメ出し編)

夏は入試に向けた模試真っ盛りのシーズンです。ウチの高3も模試の復習に励んでいます。大学入試をする上で避けて通れない「模試」ですが、これを正しく活用できている1・2年生があまりに少ない。そこで、夏休みや秋に模試を受ける現役生へ向けて、正しい模試の活用法を伝えておきたいと思います。

相変わらず長くなりそうですので、まずは「コレはやっちゃダメ!」というダメ出し編です。「こうすればバッチリ!」という解決編は近いうちに書きます。

自己採点をしない


模試が終わったら、その日のうちに自己採点をする習慣をつけておくべきです。受験生の登竜門であるセンター試験は、翌日に解答が新聞の紙面に発表されます。その解答を元に、自分で採点をし、その得点を元にセンターリサーチという判定システムを利用します。このため、自己採点が曖昧だと判定も曖昧になってしまいます。

自己採点をするには、問題用紙に自分の解答をどのように残すかを工夫しなくてはなりません。選択問題ならば選択肢に○をするだけですが、数学なら答えを書き残しておく必要があります。これを集中して解答をしている間に作業する必要があるので、事前に何度か練習して慣れておくのです。まさに、本番の「模擬」作業というわけです。

また、自己採点をしない=得点に執着がないということ。伸びる生徒は自分の得点がどのように推移したかを覚えています。目標点との差を常に認識している受験生は強いです。普通は自分の得点が気になってしょうがないはずですから、結果が返ってくるのを待たずに、自己採点をするでしょう。

特に、高1で自己採点を行っている高校生はかなり少数です。この辺りでは西湘高校や足柄高校などの進学校の生徒でさえ、自己採点を行っていない生徒が大半でしょう。まあ、身も蓋もなく切り捨ててしまうならば、これがレベルの差というヤツです。とはいえ受験においてのちのち直接対決する相手。そのレベル差をいかに詰めるかが目下の課題です。こういう細かい所で差をつけられないようにしておきましょう。

結果が返ってくるまで復習しない


一般的な模試の場合、結果が返ってくるまでに2週間~1ヶ月かかります。この間完全放置してしまう生徒が沢山います。自己採点はするけど、復習は後回し、というパターンが最も多いはずです。もちろん自己採点していない生徒は、ほぼ確実に復習もしていません(正誤が分からなければ復習しようがないですからね)。

勉強は「熱いうちに打て」が基本中の基本です。模試を受けて数日は、対峙した問題について様々な印象が残っていることでしょう。全然歯が立たなかった問題、いわゆるケアレスミスで落としてしまった問題、自信があったけどやり方を勘違いしていた問題などなど。その印象が残っている内に復習を済ませるのがベストです。

間を空けてしまうとどうなるか。まず問題を解いたときの記憶が吹き飛びます。×がついた問題は等しく「できなかった」という単純なカテゴリーでくくられてしまい、どこまで解答に肉薄できたのかも分かりません。コレではどこまで深く潜って勉強をすべきか判断がつかないでしょう。

惜しい問題はミスの原因を突き止める程度に留め、知識が足りなくて解けない問題に徹底して時間を配分する。こういったさじ加減は、模試が終わって「熱いうち」しかできません。そして、解けない悔しさが残っているうちならば、吸収率も高い。精神論に聞こえるかもしれませんが、勉強をするときのメンタルは重要です。喉元過ぎれば熱さを忘れてしまう、ならば喉元の熱さにのたうち回っているそのときこそ、復習に最適なタイミングなのです。

「復習」という言葉は不適当かもしれません。真の意味は「反省」ですね。

そしてもう1つ。

結果が返ってくるまで復習をしないなら、その間に何を勉強するのでしょう?
2週間や1ヶ月間、その間にも実力をどんどん伸ばしていかないと入試に間に合わないはず。その期間に結果待ちという足踏みをしてしまったら、ライバルからどんどん遅れを取ってしまいますよ?

偏差値と合否判定しか見ない


数あるダメ出しの中でも、これは最低です。ザ・お金のムダ。

高3でこんな生徒はいないと思いますが、万が一いたとしたら余裕過ぎて復習するポイントがほとんどないエリートか、ただの阿呆です。後者だった場合、今までの蛮行を反省して心を入れかえるか、受験をあきらめましょう。

確かに模試の役割として、「志望校までの距離を客観的に測る」という側面があります。目標に対して今どの程度達成しているのか、何が不足しているのか、今後の課題は何なのか。これらを白日の下にさらすのが模試です。

それは役割のうちの1つにしか過ぎません。模試の最大の役割は「勉強するネタを手に入れること」です。しかも、緊張感のある本番形式で行うわけですから、普段自身で行っている問題演習より生の実力が現れます。

そこで出来なかった問題は、格好の的なんです。
復習すべき分野が、問題が、ピンポイントで分かるのです。

こんな最高のチャンスを得ていながら、無為にしてしまった結果に待っているのは不合格しかありません。

復習もせずにいきなり解き直す


解き直しは必ず行わなくてはなりません。ですが、勉強を積み重ねずもう一度挑んだところで、結果は変わりません。ゲームで負けて往生際悪く「もう1回!」とすがりつくようなもの。よくある光景ですが、恥の上塗りをして悔しさが倍増するだけでしょう。

また、1回読んだ文章を解くわけですから、地の文を読むための時間配分が必要な英語や国語は、圧倒的に解きやすくなってしまいます。そこで得点が多少上がるのは当たり前です。それは実力が伸びたのではなく、ハンデをもらって試合をしただけです。

ですから、先に念入りな復習ありき、なのです。復習は面倒です。やる気もなかなか起こらないため、どうしても楽な方に逃げます。それが演習です。ですが、ここで地道な復習をしておくことで、問題への理解が飛躍的に深まります。その問題だけではなく、将来目にするであろう未知な問題への準備も固まります。解き直しをするのはそれからでも全く遅くありません。

まとめ


全てのダメ出しに共通する心理はコレでしょう。

メンドい。

分かります。痛いほど気持ちがよく分かります。私も根が不真面目なのでこういう作業は好きではありませんでした。なぜそんな私でもやったのかといえば、大きなメリットがあるからに他なりません。

誰もが嫌がる地道な復習ですが、放置している人が多いだけに、キッチリやりきった人のアドバンテージは大きい。ライバルに対して差を詰める、差を広げることをイメージしつつ、じっくり腰を据えて復習に取り組みましょう。結構ハマりますので、ぜひ解決編(近日UP予定)を参考に正しく模試を活用してみて下さい。
関連記事

高校生 模試 復習 勉強法

0 Comments

Leave a comment