21 2015

試験結果を受けていろいろ思うこと

テスト休みが終わり、通常授業が全学年再開したのもつかの間、シルバーウィークに入ってしまいました。そういえばシルバーウィークっていつから言うようになったのでしょう。私は今年初めて認知しました。世の中では常識なのでしょうか。

さて、初回授業にて全員レコーディングノートを持参するよう指示をして、中1が3名不備や忘れがあったものの、欠席者以外は回収できました。契約時に同意を得ておりませんので、このブログで得点は公開できません。

ものすごくザックリと言うなら、中1の合計点が平均すると5点マイナス、中2は10点程度プラス、中3は5点プラスです。このペースで行けば、中2は入試時期にはとんでもない点数になるのではないでしょうか(なりません)。この程度なら公開しても差し支えないでしょう。

個人差が際立った中3


前回から大幅に得点を伸ばした生徒がいる一方で、勉強時間が増えたにも関わらず得点を下げてしまった生徒もいました。

伸ばした生徒は、前回の反省が今回の勉強計画にきちんと反映されていました。例えば、自宅での勉強が不足していたなら、自宅で学習する内容をしっかり決めておき、その通りに実行をする。勉強していたはずなのに解き直しが不足していたなら、解き直しする場所を明確にしておき、忘れずにやる。こういった工夫が自発的にできると、得点は素直に伸びていきます。

得点を下げてしまった生徒の感想を見てみると、殆ど同じ事が書いてあるのです。
・解き直しが足りなかった
・暗記が足りていなかった
・もっと家で勉強をすればよかった
・勉強量が1つの科目にかたよってしまった

どれも前回と同じような事が書いてあります。私は前回の反省コメントを確認した上で生徒と面談をし、毎回面談をするたびに確認をしていたはずです。

「ちゃんと解き直しをすること」と言って、具体的な解き直しスケジュールを立てました。
「家でこの時間を勉強時間に費やすこと」といって、スケジュール表にマーキングをしました。

レコーディングノートを見てみると、アドバイスを実行していません。それは、自分が「得点が取れなくても今は楽をしたい」と考えた結果です。何度も言っていますが、得点を上げたいという欲求が他のものに優先しないといけません。

時期的にそろそろ後が無くなってきていることを認識していかないとなりません。

昨日の授業でも時間を取って話をしましたが、ウチの中3たちは危機感があまりになさ過ぎます。テスト前は気分が盛り上がって勉強をするものの、テストとテストのインターバル期間(今がまさにそうです)は「勉強をしなくて良い期間」だと思っている節があります。

そういった甘えを排除してもらおうと話をしたわけですが、私が言うまでも無く顔面蒼白な子もいたりしました。ようやく「危機感」を身をもって感じたのだろうと思います。自ら「英語を教えて欲しい」と志願してきた生徒、平日にどのようなスケジュールで勉強を進めたら良いかを聞いてきた生徒もいました。1時間程度じっくり話をして、打開計画を授けてあげました。

それを実行するかどうかはあなた次第ですよ、Iくん(半ば脅迫)

連休明けに各自の勉強状況を確認します。

認識が甘すぎた中1


甘すぎたのは私の認識です、ハイ。

試験期間中、彼らを観察していて何度怒鳴りつけたくなったことか。上級生と同じ時間枠で勉強をさせたものの、勉強の質・量ともに比べものになりませんでした。

試験対策中、質問はフリーです。自分でどうしても解決ができない問題や、どうしても納得しきれない部分をそのままで残すのは、肝心のテスト時に致命傷になりかねません。分からなくても覚えてしまえばよい、という割り切りができるなら良いですが、それは記憶力に秀でた一部の中学生に限られます。また、先々を考えると決して良いことではありません。

質問数で言えば、中1>中2>中3の順に多かったです。ところが、人数で言えば中1が最も少ないワケです。1人アタマの質問数は圧倒的に中1が多い。一見熱心であると思われますが、私には「質問のために質問をしている」ようにしか思えません。もっと直接的に言うなら、「勉強をしない時間を作る口実のために質問をしている」のが本質でしょう。

どうせ質問をするなら、その質を改善しましょう。単語の意味、漢字の読み方を私に質問するのは、私の無駄遣いです。そんなもの、ポケ単や漢字ドリルを調べれば済みます。基礎的な問題の解き方を忘れてしまったとき、忘れるという事は仕方ないでしょう。私でも時々(わりと頻繁に)モノを忘れます。何のためにノートにやり方を頑張ってまとめてあるのでしょう。以前に説明を受けている問題ですから、ノートを調べて記憶をたどった方が、人に聞いて分かった気になるより強固に記憶が残ります。

質問をするなら、自分では解決できないが、先生なら解決の手助けをしてもらえる。こういうものを持ち込んで下さい。

そう、私は極力手助けしかしません。要はヒントを出すだけです。延々計算を考えて、どうしても計算が合わない!と質問してくる生徒には、間違えている箇所しか教えません。その後を継いで解き直すのは本人の役目です。

逆に、聞かれた内容の何倍かの知識を答える場合もあります。英語の質問はそういう傾向がありますね。英語の場合、答えにつながる知識を1つ教えても、実戦で役に立ちません。周辺の知識もそろって初めて正しい考え方ができると私は考えているので、1を聞かれて10を教える、という事をしています。

いずれにしても、質問をしたものは後日必ず解き直しが必要。中1生はこれが全く不足をしています。

もう1つ中1生の課題は、勉強時間に対して勉強量が少ないことです。つまり、密度が低い。これは対策期間中も散々指摘をし、注意をしてきたことです。最も顕著だったのが、テスト期間中の自習です。まさに明日テストを控えている、という瀬戸際においても、時間の使い方にムダが多すぎます。1問でも多く、1つでも多くの知識を手に入れるには、作業のスピードが重要です。

理科や社会も、ただぼーっと教科書を眺めるなんていう勉強法はレコーディングノートのどこにも書かれていません。指示をしたとおりにちゃんと勉強してください。自己流でやりたいなら、塾は必要ありません。

次回への反省点がてんこ盛りですね。しかもこれらは全て実際に指摘した事です。次回も懇々と指摘を続けるしかありません。こちらがブレないよう、気をつけなくてはなりません。

中1生を評価したいところは、中1のうちからこれだけの勉強時間に耐えているという点。時間効率はさておき、遊びたい盛りの中1(おそらく周りの大多数はそうでしょう)にあって、テスト前に40時間以上の勉強を積んでおり、テスト勉強をすることが当たり前という感覚になっているのは、今後に向けて貴重な意識だと思います。今の中3が中1だったときはこうではありませんでした(そのツケが現在に回ってきています)。

もしこれだけの勉強時間を確保すらしていなかったら……点数は想像しがたいものになっているはずです。第3回テストに向け、通常授業の密度もアップさせていきます。


自己ベスト連発だった中2


前回より平均点が10点ほどアップした中2。特に5名、めざましい成果を上げられた生徒がいました。今回は実技科目があって勉強に手間がかかるにも関わらず、彼ら得点アップした要因はいくつかあります。

まずは、勉強の密度が上がったこと。これは中1と対照的です。前回より全体的に集中力が高まっていた生徒が多く、それが更に良い環境を生む、という好循環があったと思います。周りも頑張っているのだから、自分もやるぞ、という集団ならではのメリットが最大限に発揮されていたように感じました。

次に、解き直しが徹底できていたこと。特に今まで解き直しが不足していた子は、ここで手応えをつかめたのではないでしょうか。言い換えれば、解き直しが中途半端だった生徒や、そこまで手が回らなかった生徒は、かけた時間に対して得点が伸びていません。

試験対策プリントをくり返し解いていた生徒も大きく得点を伸ばしています。もちろん1度解くだけでなく、解き直しまで含めて演習量を積み重ねることができているのが素晴らしい点です。

反面、伸ばせなかった生徒に共通していることは何でしょう。

インプット不足です。

試験勉強を始めるにあたり、インプットが不足していては問題演習に移れません。レコーディングノートの反省点に多く書かれていたのは、「インプットが不足していた」という一言。得点が伸ばせなかった生徒は、一様に同じ事をコメントしています。

でも、彼らが誤解をしているところがあります。
きっと彼らはこう考えているのでしょう。

「もっとちゃんと覚えていたらできたはずだ」

いえ、それはそうなんですが、私の考えるインプット不足はこうです。

日常的なインプットが不足していた」

たとえば、連立方程式の計算はテスト前に身につけるものでしょうか。
英単語や熟語の暗記は普段から積み重ねておくものです。
社会の要点をまとめるのは学校の授業の直後が最も効果的です。
実技……そもそもちゃんと授業を聞いていますか?

インプット作業の多くは、日常的に培われるものです。何より授業を大事に聞かない生徒はハッキリ言って「馬鹿」です。最も重要なインプット機会を棒に振って、あとで覚えようなんてムダもいいところではないでしょうか。

今回一生懸命勉強をしていたにもかかわらず、予想外にテストが崩れてしまった生徒がいます。その子の問題点は、学校の授業を真剣に受けていないことです。私の頭の中には2人ほど浮かんでいますが、自覚のある生徒は反省が必要です。

インプットを日常的に行っておけば、試験が近くなってから即座にアウトプット、すなわち演習に入る事ができます。得点が伸びなくなるしくみはこうです。

日常的なインプットが不足している
 ↓
問題が解けない
 ↓
解き直す問題が多くなりすぎる
 ↓
勉強時間が足りない
 ↓
アウトプットも解き直しも不完全
 ↓
しまいには前日に覚え直している

バッサリ言うなら、男子のほぼ全員が似たような傾向です。私にしてくる質問内容や、やっている作業進捗でよく分かります。

その中でも比較的数学の点数が安定しているのは、インプット、つまり覚える事が圧倒的に少ない上、日常的に徹底して定着させられているからでしょう。他の科目は数学の数倍覚える内容がありますから、その作業はやはり普段からやっておくべきなのです。

この反省を踏まえ、後期の授業内容や確認テスト内容を変更します。理社も普段から覚える事をたくさん増やしていきますので、次回のテストでは全員自己ベストを狙っていきましょう。


振り返って見ると、やはり指摘することを多く書いてしまう傾向があります。まあ、褒めることもたくさんありますので、それは本人に直接言うことにしましょう。

でも1つだけ。

Y、それだけ得点が取れるなら、もう数学は苦手科目では無くなりました。個人的に今回最も印象に残った結果です。
でも、これでもう言い訳無用でしょう。次回はもう1回り伸ばしましょうね。

さあ、誰のことでしょうね?

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